食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

過去の放送

第868回『ニラ』

2月13日放送予定

■鮮やかな緑と香りの広がるニラ

■鮮やかな緑と香りの広がるニラ

疲労回復や免疫力アップに効果があり、薬膳として古くから食べられてきた「ニラ」。元々、中国原産の野菜で日本での歴史も古く、「万葉集」などにも記されていました。東京・池袋の「九州黒太鼓」で見つけたのは、約30cmもの高さのある驚きの鍋!ド迫力なこの鍋、その名も「ニラタワー肉鍋」。思わず写真に収めたくなるほどの驚きの鍋です。シャキシャキ食感と噛むほどに広がる甘みを味わえる、まさに「ニラが主役」と呼ぶにふさわしい一品です。さらに、日本有数の“餃子の町”栃木県宇都宮市では、餡だけでなく、皮にもニラが練り込まれた餃子が!色鮮やかな見た目と、広がるニラの香りをご堪能あれ。

■ニラがフルーティー!? 栃木県の名物ニラ料理

■ニラがフルーティー!? 栃木県の名物ニラ料理

栃木県で収穫されるニラの3割以上が作られる、鹿沼市。ニラ専門の農家、石川順一さんが作るのは「ゆめみどり」という新しい品種のニラ。特長は何といっても大きくてみずみずしい葉と、甘みの強いフルーティーな味わいです。ゆめみどりのフルーティーさを生かす家庭料理を披露してくれるのは「和の心 若駒」板長の川田真一さん。ゆめみどりと豚肉の甘みが合わさった肉巻き、卵が包んだゆめみどりの食感と香りが漂う卵とじ丼が登場します。さらには、ニラがたっぷりとのった鹿沼の名物「ニラそば」まで、絶品ニラ料理が目白押し!

■転機となる再会 「ゆめみどり」誕生秘話

■転機となる再会 「ゆめみどり」誕生秘話

栃木県鹿沼市で35年前からニラを栽培する石川順一さん。始めた頃は、ニラの知識が全くなくゼロからのスタート。実はニラは夏の暑さや冬の寒さに弱く、思うように育たなかったのです。約15年に及ぶ観察と研究の末、ニラの成長に最適な環境を導き出し、軌道に乗り始めた石川さんのニラ栽培。そんな頃、ある噂を耳にします。栃木県農業試験場が新しいニラを開発したというのです。実はその新たな品種開発を行っていたのが、石川さんの大学の後輩だった吉田剛さんでした。吉田さんたち研究チームが目指していたのは大きくてみずみずしく、フルーティーな味わいのニラ。視察に訪れた石川さんは新種のニラに一目ぼれ。そして、石川さんの畑で「ゆめみどり」の試験栽培が始まりました。偶然の再会から始まった二人の挑戦…しかしそこにはある難題が…。ゆめみどり栽培成功の鍵となったある秘策とは?

■フレンチの技が拓く!ニラの新たな可能性

■フレンチの技が拓く!ニラの新たな可能性

栃木県宇都宮市の「レストラン アルページュ」は、フレンチの枠に捕らわれない料理で客を魅了。オーナーシェフの糸井守さんは、ミシュランの星を獲得したフランスのレストランで腕を磨き、その技術と地産地消にこだわった料理で、地元食材の魅力を伝えています。フルーティーな甘みをもつニラ「ゆめみどり」の特長を生かした新作メニューに挑戦!果たして「ゆめみどり」がどのような料理に変身するのか…和と洋を結びつけるフレンチの技は必見です。

取材先
制作担当

【ディレクター】畠中 慶太郎(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)