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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第862回『越前がに』

12月19日放送予定

■日本海の宝石“越前がに”に活気づく越前漁港

■日本海の宝石“越前がに”に活気づく越前漁港

今年も待ちに待ったカニの季節がやってきました!中でも福井県に水揚げされるオスのズワイガニ「越前がに」は、その名を知られたトップブランド。日本海の荒海が育むカニの身は甘く、カニミソは濃厚な味わいです。まさに冬の味覚の王様!今年11月の解禁日。越前漁港が沸き立ちました。初競りで一杯の“越前がに”がなんと46万円!という高値で競り落とされたのです。そのカニは重さ1.61キロの大物。「一番大きなカニを何が何でも競り落すと決めていた」という地元水産会社の中橋睦男さん。今年も小さな港町で男たちの熱い闘いが始まっていました。

■亡き師匠の釜を受け継ぎ挑む、極上の“越前がに”

■亡き師匠の釜を受け継ぎ挑む、極上の“越前がに”

福井市内の越前がに専門店「成前(なりぜん)」は、解禁に合わせて11月から3月までの期間限定販売の店。カニ職人・田畑健太郎さんの茹でる越前がには、ひと味違うと評判です。今回はそのカニ茹での現場に密着。おいしさの秘密に迫ります!「カニは思いで茹でろ」田畑さんが心に刻む師匠の言葉です。思いがあれば一番おいしい茹で上がりのタイミングをカニが教えてくれる…師匠から託された特製の「煉瓦釜」で一度に50杯ものカニを茹で上げます。今年も極上の“越前がに”を目指し挑戦です!

■“越前がに”と生きる町

■“越前がに”と生きる町

漁業だけが頼りの寒村だった越前町が「カニの町」として知られるようになったのは昭和40年代のこと。観光ブームの中、越前がにを食べに多くの人が訪れるようになりました。「カニがなかったら町は死んでしまう」と語るのは46万円を競り落とした中橋睦男さん。荒海の中命がけでカニを獲ってくる漁師たちと、カニを愛し、カニを守り抜く越前町の人たち…そんな町で昔から食べられてきたのは、オスに比べ手に入りやすいメスの「セイコガニ」でした。資源保護のため、メスの漁期は2か月間。料理上手の別司孝子さんにとっておきの郷土料理を教えていただきます。

■カニ大好き料理人が作る“越前がに”を味わい尽くす一品

■カニ大好き料理人が作る“越前がに”を味わい尽くす一品

東京・新宿区荒木町にある甲殻類専門店「うぶか」。店主の加藤邦彦さんは無類のカニ好き!カニを愛するがゆえに編み出したとっておきの“越前がに”料理を作っていただきます。そんな加藤さんの原点は正月に父が買ってきた一杯のカニを家族5人で囲んだ思い出でした。身やミソはもちろん、殻や甲羅を焼いて引き出すカニの香りにとことんこだわります。余すことなくいただく“越前がに”。最後に出てきたのは、驚きの一品でした!…お楽しみに!!

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)