第855回『新米』
10月31日放送予定
■秋の便り、新米!

■秋の便り、新米!
実りの秋に、大地を染める一面の黄金色。今回の主役は「新米」です。東京・銀座では、米のフルコースが楽しめる専門店で、お米マイスターによる、美味しい新米の炊き方を伝授。新米ならではの風味と食感を活かした、様々な味わい方が楽しめます。そして長野県からは、今注目の棚田で繰り広げられる米物語をお届けします。
■月の名所、姨捨棚田

■月の名所、姨捨棚田
長野県千曲市、善光寺平を見渡す山あいに作られた姨捨の棚田は、今年6月、文化庁の日本遺産に認定された棚田です。平安時代から月の名所として、江戸時代には歌川広重や松尾芭蕉も訪れた歴史的価値が評価されたのです。景観だけではなく確かな味も人気の秘密。第17回米・食味分析鑑定コンクール:国際大会ではプレミアムライセンスに認定されたほどです。地元農家に美味しく育つ米の秘密を教えてもらいます。さらに、棚田米と米こうじで仕込んだ味噌も食べ頃です。小腹を満たすのは、その味噌で作るおやきなどのおやつ。素朴な味わいに笑顔が溢れます。
■棚田復活物語

■棚田復活物語
四季折々、表情を変える姨捨の棚田。しかし急斜面での重労働、農家の高齢化などの理由により、棚田を手放す人が増え、荒廃地が広がりました。そこで立ち上がったのが、千曲市。30年ほど前から荒廃地を借り上げて開墾を進め、というオーナー制も採り入れました。それを支える地元農家による“名月会”も組織されて大活躍。オーナーへの指導や日常の管理など、足場の悪い田の手入れは困難の連続です。そして、いつしか平均年齢も74歳。荒廃地が広がる棚田から、日本遺産に認定されるまでの名月会の奮闘に目が離せません!
■中秋の名月、新米お月見フレンチ!

■中秋の名月、新米お月見フレンチ!
この日棚田を訪れたのは、地産地消のシェフとして人気の、千曲市に店を構える山崎貞一シェフ。以前から気になっていた棚田米をフレンチに活かせないかと考えたのです。信州の秋の恵みと、驚きの技で、新米が月見フレンチに大変身。棚田の即席レストランに招待されたのは、棚田を守って来た名月会の皆さん。折りしも中秋の名月。見事に黄金に輝く月の下で、いったいどんな料理が飛び出すのでしょうか!?
取材先
制作担当
【ディレクター】木村 麻衣子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





