第854回『クエ』
10月24日放送予定
■幻の魚“クエ”

■幻の魚“クエ”
漁獲量が少なく、“幻の魚”と呼ばれるクエ。魚体は1mを超えるものもあり、大きくなればなるほど希少価値が高まります。そんな幻のクエを味わえるのが東京にある「浅草 魚料理 遠州屋」。創業50年以上の歴史ある店で堪能できる「天然本クエのお造り」は、身の締まりが良く、弾力ある歯ごたえ。さらには、魚の味もしっかりとしており、「フグよりも美味い」と言わしめる絶品です。クエの皮やアラと煮て頂く「天然本クエ鍋」も、クエのうま味を味わい尽くせる贅沢なお鍋。浅草にお越しの際は、堪能してみてはいかがでしょう?
■クエの町!南紀白浜の新名物

■クエの町!南紀白浜の新名物
海と温泉のリゾート地、和歌山県白浜町では町のいたる所にクエ料理の看板が並び、様々な味わい方でクエのフルコースが堪能できます。贅沢なのは、刺身でも食べられる新鮮なクエを唐揚げにしたり、焼いたりと火を通してうま味を凝縮する料理。実は白浜では、クエはもう“幻の魚”ではありません。「近大マグロ」で有名な近畿大学によって養殖された「近大クエ」が誕生したからです。中井彰治さんは約30年の歳月をかけて、クエの完全養殖を成功へと導いた立役者の一人。今や「近大クエ」は白浜の名産となり、多くの観光客の舌を楽しませています。
■完全養殖!近大クエ誕生物語

■完全養殖!近大クエ誕生物語
近畿大学でクエ養殖の研究が始まったのは1980年。8年かけて人工ふ化に成功しました。その後も苦難の連続。ふ化した稚魚がエサを食べずに全滅。魚体がなかなか大きくならず、コストや病気のリスクが増加…。次々に立ちはだかる難題を、中井さんたちは徹底した観察によって一つずつ乗り越えます。そしてクエ養殖を軌道に乗せた“奇策”は、奄美大島へ運ぶこと。誰も成功したことのないクエの養殖に挑み続けた、中井さんの研究と挑戦の日々に迫ります!
■近大クエとフレンチの出会い

■近大クエとフレンチの出会い
地元和歌山の食材を使い、食通たちをうならせる極上の料理を作り上げるフレンチシェフ手島純也さん。太鼓判を押す「近大クエ」の新たな魅力を引き出すため、新作料理に挑戦します。「うま味を全て出し尽くしたい」とクエのアラや野菜、スパイス、そしてとり肉など多彩な食材をすり潰して作る、驚きの逸品とは?手島さんが匠の技で、どんな料理に仕上げるのでしょうか?目が離せません!
取材先
制作担当
【ディレクター】畠中 慶太郎(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





