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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第845回『イワシ』

8月22日放送予定

■真夏のエネルギー イワシ

■真夏のエネルギー イワシ

真夏の太陽を浴びて、太平洋の沿岸で丸々と太るイワシ。大衆魚イワシは、さばきやすくて調理法も多彩です。骨ごと調理すればカルシウムの宝庫!イワシの脂には、記憶力を高め、血管を若返らせてくれるDHAやEPAも豊富に含みます。イワシは大きな群れで海中のプランクトンを追いかけ、ダイナミックに動き回る「海のマラソンランナー」。イワシを愛してやまない料理人たちの物語に迫ります。

■美しすぎるイワシの握り

■美しすぎるイワシの握り

東京・西巣鴨。芸術的なイワシを握ると評判の寿司職人が佐野公俊さん。祖父の代から築地で仲買業を営み、鮮度のよいものが入荷できなければ使いません。100店舗以上の寿司を食べ歩いて研究。「イワシの骨がどうも口に引っかかって嫌だ」という客の一言から骨切りの技を駆使して、薄造りの刺身と握りを編み出します。ハイレベルな包丁技は必見です。

■仲買人が供するイワシ料理

■仲買人が供するイワシ料理

東京・渋谷の路地裏に知る人ぞ知るイワシ料理専門店があります。厨房に立つのは、祖母の代から店を継ぐ3代目の島田潤一さん。島田さんは豊洲市場の仲買人でもあり、まさに魚のプロ!競り場で自ら落とした鮮度抜群のイワシを調理します。メニューは20品以上。今晩のおかずに加えたい、極上のイワシ料理を教えていただきます。

■イワシのクリエイティブイタリアン

■イワシのクリエイティブイタリアン

「イワシを好むのは日本人だけにあらず」イタリアやヨーロッパで15年修業を積んだイタリア料理店(S'ACCAPAU/サッカパウ)の田淵拓シェフは「修業時代、イワシのマリネを毎日のように食べた」と言います。イタリアの調理法に、和の素材や調理法をかけあわせるスタイリッシュでオシャレなイワシ料理の数々。皿の上で、イワシが泳ぎだします。

■イワシのソウルフード復活に願いを込めて

■イワシのソウルフード復活に願いを込めて

イワシの水揚げ量日本一の千葉県銚子に、長年市民に愛されるソウルフードを発見。開発したのは阿尾富夫さん。なんとイワシの魚肉や骨をミンチにして小麦粉と練り、麺(魚めん)を作ったのです。イワシを麺にした訳は、「当時イワシが大量に獲れて、養殖のエサや畑の肥料にされていた。あまりにもったいない…」今とは全く異なる食糧事情、貴重な証言が次々と飛び出します。「栄養豊富でカルシウムたっぷりのイワシを、子どもたちに食べてもらいたかった…」様々な困難を乗り越えながら、阿尾さんはイワシ麺(魚めん)を開発し、給食で普及させることに成功します。ところが誕生から24年、市民に愛されたイワシの麺に突如、危機が訪れます。その訳とは?しかし、「この味を守りたい!」と立ち上がったのは、娘の希世美さん。銚子の仲間や、あのイタリアンのシェフを巻き込み、新たな調理法の開発と普及に挑みます。

取材先
制作担当

【ディレクター】伊藤 浩子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)