第844回『タコ』
8月15日放送
■今が旬!暑い夏にぴったりのタコ
■今が旬!暑い夏にぴったりのタコ
江戸前鮨の名店「銀座 鮨青木」の青木利勝さんは夏が来ると待ちわびている食材があります。それは「タコ」。産卵期を控えたこの時期のタコは歯ごたえが抜群で香り豊か。旨味もいっそう増すのだそう。青木さんは先代の父・義さんから受け継ぐ秘伝の煮汁でじっくりタコを煮込んで極上の握り寿司を仕立てます。寿司や酢の物など和食だけでなく、ソテーやパスタのような洋食にも幅広く使われているタコ。今回は名産地・相模湾を舞台に旬のタコの魅力をたっぷりとお伝えします!!
■地中海のタコイタリアン
■地中海のタコイタリアン
地中海に面するヨーロッパの国々ではタコは古くから愛されてきました。イタリア・シチリア島で修業した「サローネトウキョウ」の樋口敬洋シェフにイタリアならではの食べ方を教えていただきます。イタリアではタコを下ゆでするとき、ある意外なものを熱湯に入れて煮込むと柔らかく仕上がると信じられているのだとか…。部位によって太さや硬さもまちまちなタコをうまく生かすため、火の入れ方にこだわる樋口シェフ。絶妙な火入れの技で生み出される華麗なタコ料理は必見です!
■相模湾が生み出す宝
■相模湾が生み出す宝
相模湾に面した横須賀市の長井漁港は全国有数のタコの水揚げ港。若き漁師・宮川聡さんのタコつぼ漁に密着しました。「つぼ100個で1匹しかかからなこともある」という宮川さん。果たして狙った大タコはかかるのでしょうか!?そして自宅の加工場でゆでだこにしたタコを使って地元ならではの料理を作っていただきました。三浦半島でとれた地元産の夏野菜を生かした料理は今夜にでも試したくなる一皿。タイ料理などで使われるあの調味料を使うと、いつも違ったおいしさを味わえます。
■相模湾 希望のタコ物語
■相模湾 希望のタコ物語
東京・千駄木の「たこや三忠」はアイデアあふれるタコ料理が評判の店。店主・佐藤由之さんはメレンゲを使って見た目もビックリの料理を作ります。そんな佐藤さんが気がかりなのが、相模湾のタコの漁獲量が減少していること。危機感を抱いて漁師の宮川さんを訪ねると「海の砂漠化」が進行する相模湾の驚きの実態が伝えられました。そしてタコを守ろうと奮闘する宮川さんの力になろうと新作料理に挑戦!これまであまり注目されてこなかった「クモダコ」を使って仕立てる新感覚料理とは!?
取材先
制作担当
【ディレクター】古屋 徹(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)