第833回『特別編:旬の食材SP・アジ』
5月30日放送
■【食彩の王国・特別編】アジ特集
■【食彩の王国・特別編】アジ特集
選りすぐりの旬の食材をお届けするシリーズ「食材の旅、ふたたび」。今回は日本を代表する大衆魚「アジ」にまつわる全国各地の物語を、これまで放送された中から再編集バージョンでお届けします。
■相模湾の美味「小田原アジ」
■相模湾の美味「小田原アジ」
東海道の宿場町として栄えた神奈川県小田原市。アジ漁が始まるのは、真っ暗な深夜です。鮮度抜群のアジを地元の料理店へ届けるため、漁師たちはある特別な工夫をしていました。「めし家 やまや」ではアジを使ったフライが評判。アジの脂のおいしさを生かすこの店ならではのこだわりとは?さらに100年以上の歴史をもつ老舗「早瀬幸八商店」ではうまみたっぷりの干物を製造しています。地元ならではの自然の恵みを利用した、アジのうまみを凝縮させる秘訣とはいったい何でしょう?
■老舗寿司店が絶賛!「出水のアジ」
■老舗寿司店が絶賛!「出水のアジ」
銀座にある江戸前寿司の名店「久兵衛」の大将が太鼓判を押すのは、鹿児島県の「出水のアジ」。栄養豊富な内海・八代海で育った出水市のアジは、他の産地の2倍以上の卸値がつく極上物です。そこには最高品質のアジを市場に届けるための地元漁師の努力がありました。そして「出水のアジ」を多くの人に知ってもらおうと鹿児島にやってきたのはフレンチの鉄人・坂井宏行シェフ。「出水のすべてを味わってもらいたい!」と、少年時代を過ごした出水が誇る地元食材を生かして華麗な一皿を仕立てます。
■浜田市が誇る「どんちっちアジ」
■浜田市が誇る「どんちっちアジ」
島根県浜田市は10%以上の脂質を含むなど厳しい基準をクリアーしたアジのみが名付けられる「どんちっちアジ」の産地。どんちっちアジのブランド化に取り組んできた渡邊祐二さんにはアジの脂質を見分ける驚きの特技がありました。さらに浜田市に古くから伝わる郷土料理「おまん寿司」にもアジが使われています。40年以上、おまん寿司を作り続けてきた野坂憲明さんには少年時代の特別な思い出がありました。「あの頃を思えば涙が出ます」と母を想う野坂さんとおまん寿司に秘められた物語を辿ります。
取材先
制作担当
【ディレクター】古屋 徹(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)