第829回『春キャベツ』
5月2日放送予定
■人気No.1野菜の王様!春キャベツ

■人気No.1野菜の王様!春キャベツ
暖かい春の陽射しを浴びて急成長する春キャベツは、ふんわり葉がゆる巻きで、サクッ!ザクッ!とした食感が特徴。みずみずしくて甘みたっぷりです。今回は、「捨てられてしまうキャベツを救いたい!」春キャベツの生産量日本一を誇る千葉県銚子で異色の経歴から立ち上がったキャベツ農家の奮闘物語をつづります。
■ヨーロッパに伝わる極上キャベツの調理法

■ヨーロッパに伝わる極上キャベツの調理法
胃もたれや胸やけを抑えて胃腸にやさしいキャベツですが、ヨーロッパではちょっと変わった使い方が…!日本のビストロブームの先駆けLE PETIT TONNEAU(ル・プティ・トノー)虎ノ門のオーナーシェフ Philippe Batton(フィリップ・バットン)さんが、少年時代におばあちゃんから教わった驚きの使い方を明かします。それはなんとローマ帝国の時代から伝わるもの。おばあちゃん直伝!春キャベツの秘伝レシピも登場します。
■キャベツをお代わりする客が続出する店

■キャベツをお代わりする客が続出する店
東京・田町に“キャベツがおいしい”と評判の居酒屋があります。客の半数以上が注文する人気メニューは、特製の塩ダレをかけた「塩キャベツ」。2年前にキャベツの入荷先を変えたところ、突如お代わりする客が増えたといいます。『甘み・旨み・歯ごたえ』3拍子そろった極上の春キャベツは、鍋料理から炒め物まで大活躍「芯まで甘くて捨てるところがありません」芯も賄い料理で余すことなく食べ尽くします。いったいこのキャベツ、どこで入荷したのでしょうか?
■極上のアフロキャベツが生まれた秘密

■極上のアフロキャベツが生まれた秘密
特別おいしい春キャベツを生みだしたのは、千葉県銚子市で江戸時代から続く農家の12代目、アフロヘアがトレードマークの坂尾英彦さんです。「大量の作物を生産して“出荷の玉数だけ”を競う農業なんてやりたくない」。かつて別の夢を追った時代もありましたが、ある時、坂尾さんは気づきます。「この甘みは、三方を海で囲まれたこの地だから創り出せるオンリーワンではないか」最上級の味をめざして堆肥や植え方を研究「アフロキャベツ」が生まれます。
■キャベツ救出作戦!自力で加工法を追求

■キャベツ救出作戦!自力で加工法を追求
どんなに美味しいキャベツでも、異常気象で葉がふくらみすぎて破裂!傷つくと売り物になりません。規定サイズにあわなければ二束三文。虫がつけば即廃棄!豊作になると市場価格は暴落し、農家が自ら育てたキャベツをトラクターで潰すことも行われ、坂尾さんは強い憤りと悲しみを感じていました。「キャベツを粗末に捨てないでほしい。規格外のキャベツだって同じ命だ」孤軍奮闘!廃棄ゼロをめざして加工に踏み出します。それを知って、坂尾さんのキャベツを求めて食品会社が殺到!ご飯やパスタにかけるキャベツソースや“アフロキャベツ餃子”など今、新商品も生まれています。さらに「キャベツを救って下さい」SNSで発信し、破裂したキャベツで「ザワークラウトを漬けよう」とワークショップも開催。食材を慈しむ思いは、子どもたちの心をとらえ、今では年間500人も訪れる人気の畑になります。
■農家レストランのとれたて春キャベツメニュー

■農家レストランのとれたて春キャベツメニュー
「収穫や苗植体験にやってくる、みんなが泊まれる場所を作りたい」坂尾さんは古民家を改築し、農家レストランを準備中。そこに出す新メニューを考えようと、ひとりの料理人が名乗りをあげます。フレンチからイタリアンまで場所を問わずケータリングで独創的な料理を提供する斬新なアイデアマン・君塚博幸シェフです。テーマは、春キャベツを生かしたカフェメニュー。坂尾さんの情熱に惚れ込んだ君塚シェフがうみだす驚きの新作メニューとは!?
取材先
制作担当
【ディレクター】伊藤 浩子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





