第827回『春の弁当』
4月18日放送予定
■春を包む“弁当”

■春を包む“弁当”
ポカポカ陽気に誘われて、青空の下で食べたい“春の弁当”。東京・築地に店を構える「刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り」は海苔弁専門店。鰹節を振った米の上に乗せるのは厳選された有明海産の初摘み海苔です。サクッと箸が入る決め手は、海苔の乗せ方と割り醤油に!こだわりの“海苔弁”の秘密に迫ります!秋葉原で50年以上もサラリーマンたちに愛されているのが「とんとん亭」。ボリュームたっぷりの唐揚げ弁当、大きな焼き鮭の“父ちゃん弁当”も人気です。夫婦で切り盛りしてきた店を、今では息子夫婦が引き継いでいます。時代を超えて、家族の絆がつなぐ人情弁当の味わいは必見です!
■免疫力UP!?“スパイシー弁当”

■免疫力UP!?“スパイシー弁当”
話題のスパイス料理研究家・印度カリー子さんが紹介するのは、美味しさと免疫効果が抜群の“スパイシー弁当”です!細切りにしたジャガイモとソーセージに加えるのは、カレーの基本スパイス・ターメリック。肝機能の向上や抗酸化作用があるとされ、その味わいはジャガイモと相性抜群!続いて取り出したのは星の形をしたスターアニス(八角)です。中華料理でよく使われるこのスパイスには、身体を温める効果が。すり潰したスターアニスを混ぜた挽き肉、それをシイタケのかさに詰めて…。いったいどんな“スパイシー弁当”が出来上がるのでしょうか?!
■無人駅で愛されるサヨさんの手作り弁当

■無人駅で愛されるサヨさんの手作り弁当
大井川鉄道のSLが走る無人駅・抜里(ぬくり)。名誉駅長の諸田サヨさんは84歳になる今でも、毎日1人で10種類以上の惣菜や弁当を手作りし、観光客はもちろん、山間に住むお年寄りにまで弁当を届けています。惣菜に使う野菜も、駅舎の隣にある畑で育てたもの。得意な郷土料理は “落花生の煮豆”です。落花生を潰さない工夫にも、食材を大切に無駄なく料理するサヨさんの思いが込められています。
■父の思い出が詰まった“大根づくし弁当”

■父の思い出が詰まった“大根づくし弁当”
サヨさんには、ある苦難の記憶がありました。6歳の時、家族とともに満蒙開拓団の一員として大陸に渡り、畑仕事を手伝いながら満州で5年間暮らし、終戦を迎えます。そこから日本に引き揚げるまでの1年間が最も過酷でした。「食べるものがなくて、とても口に出して言えるような苦労ではなかった」。その厳しい生活を支えてくれた食材が“大根”でした。サヨさんが今でも思い出すのは、子育てで忙しい母の代わりに父が作ってくれた大根料理です。父の思い出を元に、大根七変化の“新作弁当”を作ります!大根の葉も無駄にせず、カラッと天ぷらにして香ばしく仕上げます。冬は零下30度まで下がった満州。凍える身体を温めたのが、煮込んだ細切りの大根とそばを合わせた“大根そば”です。そして父が一番得意だった、“大根の煮しめ”。大根の葉の菜飯を弁当に詰めれば、父の思い出が詰まった“大根づくし弁当”の完成!この日注文を受けた家は四軒。届けた先には待ちきれずに出てきた常連さんが!はたして喜んでくれるでしょうか…?人と人をつなぐサヨさんの愛情弁当をお楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】中村 朱里(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





