第825回『アスパラガス』
4月4日放送予定
■春の精、アスパラガス
■春の精、アスパラガス
エネルギー漲る季節、鮮やかな緑がまぶしいアスパラガス。シャキッとした食感と、豊かな香りは和食から洋食まで変幻自在に調理できます。アスパラギン酸は疲労回復にもってこい！ビタミン、ミネラルも豊富で、美肌効果まで！今回は、アスパラガスの栽培に北関東でいち早く取り組んだアスパラガス農家の奮闘と、それを支えた世界的シェフとの絆の物語です。
■アスパラガス七変化
■アスパラガス七変化
ミシュランガイドで2つ星を獲得、東京、銀座の天ぷら近藤。池波正太郎や遠藤周作、多くの著名人にも愛されてきた近藤さんの天ぷら。その味を求め、世界中から訪れる人々が、この季節待ち望んでいるのが、アスパラガスの天ぷらです。和食や洋食のように、天ぷらを1つのジャンルとして確立したいと意気込む近藤さん。天ぷら界に革命を起こしたアスパラガスの力とは！？さらに、天ぷら店ならではの驚きの一皿も登場します。
また、イタリアンでも大活躍のアスパラガス。健康に気を使う人々に人気の、日本橋、HATAKE CAFE。「野菜の魔術師」と呼ばれる神保佳永シェフも、この季節を心待ちにしていました。取り出したのはとびきり太いアスパラガス。神保シェフの魔法で、驚きの変貌を遂げるアスパラガス料理は必見です！！
■3Lアスパラガス誕生秘話
■3Lアスパラガス誕生秘話
関東最大のアスパラガス生産地、栃木県。一際大きな3Lサイズのアスパラガスが栽培されているのは、なんと牧場！大田原市のジョセフィンファームの坂主正さんは23年前、酪農と平行して、当時地元ではまだあまり知られていなかったアスパラガスの栽培に乗り出します。“肥料喰いの作物”とも言われるアスパラガスなら、日々、悩まされていた大量の牛糞を堆肥として活かすことができる！しかし、地中海原産のアスパラガス。冷涼で湿気の多い、栃木の気候、土壌での栽培は課題が山積みでした。認知度の低さからも周囲からは冷ややかな反応。様々な困難を乗り越え、栃木県を有数のアスパラガス生産地へと押し上げた秘策とは！？
■受け継がれるアスパラガス
■受け継がれるアスパラガス
前途多難だったアスパラガス栽培。その後押しをしてくれたのが、昨年、世界的に評価され、“シェフトロフィー”を受賞した栃木を代表するフレンチの音羽和紀オーナーシェフ。坂主さんが育てたアスパラガスに惚れ込み、以来、自分の店で使うだけでなく、シェフ仲間にも、その魅力を広め、深い絆で結ばれています。そんなアスパラガスは、9年前から総料理長を引き継いだ、長男の元さんにも受け継がれています。アスパラガスの本当の美味しさを教えてくれた、生産者の坂主さんと父への感謝の気持ちを込めた至極の一皿から目が離せません。
取材先
制作担当
【ディレクター】岡本 拓也（テレビマンユニオン）
【プロデューサー】土橋 正道（テレビマンユニオン）
【プロデューサー】太田 伸（テレビ朝日）
