第824回『ビンナガマグロ』
3月28日放送予定
■春の到来を告げる桜色のマグロ

■春の到来を告げる桜色のマグロ
雄大な太平洋を旅するマグロ。数ある中でも今まさに旬を迎えたのが「ビンナガマグロ」です。その特徴は、桜色のきれいな身と、あっさりとした脂!煮ても良し、焼いても良しと多様な味わい方があり、回転寿司では「ビントロ」と呼ばれ、親しまれています。静岡県には様々なマグロを食べ比べられるまぐろ丼専門店や、やみつきになること間違いなしの絶品料理を味わえる旅館が人気!どんな料理が登場するのでしょう?
■地元ならではのもちもち食感!

■地元ならではのもちもち食感!
静岡県・浜松市では特別なもちもち食感を味わえるビンナガマグロがあります。その名も、「もちトンボ」! 獲れた日だけ味わえる、地元だからこその贅沢な味わいです。浜松でバツグンの腕利き漁師、高倉賢也さん。高倉さんは釣り上げたマグロを素早く活け締めし、鮮度満点の極上マグロを急いで港へと届けてくれるのです。競りを終え、店へ届けられたもちトンボを捌く料理人も「もちもちなんで包丁が入りにくい」と言うほど、驚きの弾力なのです。地元でしか食べられない、もちトンボ料理は必見です。
■漁師を襲う九死に一生の悲劇と支えとなるライバル

■漁師を襲う九死に一生の悲劇と支えとなるライバル
浜松の漁港で腕利きの漁師、高倉さん。そんな高倉さんを2019年、悲劇が襲います。猛烈な熱帯低気圧による高波が、高倉さんの漁船を転覆させ、遭難してしまったのです。「一か八か死ぬ覚悟で」。転覆した船内から何とか海上へ脱出し、奇跡的な生還を遂げました。九死に一生を得たものの、事故の記憶がフラッシュバックし、高倉さんは海に戻れなくなってしまったのです。そんな中、「こんなところで辞めさせるわけにはいかない」とある人物が手を差しのべます。共に技術を高め合い、仲間であると同時にライバルだった曽根田直樹さんです。心に深い傷を負った高倉さんを、曽根田さんはどのようにして救ったのでしょうか…。
■和食の匠が仕立てる極上の浜松料理

■和食の匠が仕立てる極上の浜松料理
浜松を訪問した上皇様、上皇后様に料理を献上した和食の匠・秋元健一さん。地元の食材にこだわった浜松料理を提供しています。そんな秋元さんはもちトンボに注目し、浜松料理の一つにしたいと考えています。オリーブオイルや胡麻ダレ、酒粕など、次々と料理に組み込んでいく秋元さん。「(マグロが)さらに生き生きとした魚になった」と、完成した料理に自信をのぞかせます。そのお味は一体…!?
取材先
制作担当
【ディレクター】関 駿(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





