第820回『かぼすブリ』
2月29日放送予定
■大分発のブランド魚「かぼすブリ」

■大分発のブランド魚「かぼすブリ」
寒い時期、脂がのっておいしくなる「ブリ」。中でも「味よし・香りよし・見た目よし」と三拍子揃った極上のブリが注目を集めています。大分県が2010年に開発したブランド魚「かぼすブリ」です。大分県臼杵市の重宝水産は豊かな臼杵湾の海を利用してかぼすブリを養殖、全国に出荷しています。おいしさの秘密は「エサ」。大分名産のかぼすを混ぜることで、脂がさっぱりとして爽やかな香り漂うブリに育つそうです。今回は、従来の養殖魚の常識を打ち破る新時代のブリの魅力をお伝えします。
■かぼすブリの贅沢フルコース

■かぼすブリの贅沢フルコース
臼杵市にある「割烹みつご」の遠藤幸男さんは、かぼすブリに魅せられた和食料理人。皮と身の間にある旨みを堪能できる「ブリしゃぶ」や「ぶぶあられ」を衣にまとわせた「あられ揚げ」など、かぼすブリをまるごと味わい尽くす贅沢なフルコース料理を提供しています。また地元に暮らす樹村由美子さんには、水揚げされたばかりのかぼすブリを使って料理を作っていただきました。上質な脂の旨みを味わう「刺身」や郷土料理「りゅうきゅう丼」など、地元ならではの料理は必見です!
■大分名産「かぼすブリ」誕生物語

■大分名産「かぼすブリ」誕生物語
重宝水産創業者の佐々木兼照さんは、かぼすブリ開発の立役者。昭和40年代から臼杵市でブリ養殖に取り組み天然ものに負けないブリを生み出そうと試行錯誤を続けてきました。一方、大分県職員の木藪仁和さんも県の名産品となるブリを生み出そうと研究を重ねていましたがなかなか思うような成果が出せません。そんな時、思いついたのが地元でおなじみの「かぼす」をエサに使うこと。「かぼすを使ってもそれほど変わらないだろう…」と当初は半信半疑だった佐々木さん。一体、どんな変化が生まれたのでしょう?
■湯けむりの技!地獄イタリアン

■湯けむりの技!地獄イタリアン
別府市にあるイタリアンレストラン「オット・エ・セッテ大分」の梯(かけはし)哲哉シェフは温泉地ならではの調理法「地獄蒸し」を生かし斬新な料理を生み出してきました。ミネラル豊富な温泉の湯や蒸気を利用した調理法でかぼすブリの可能性を切り開く新作料理に挑戦します。用意したのは香り豊かなヒバやヒノキの経木、今が旬の菜の花など。大分の山と海の恵みを融合した華麗な一皿とは!?そして料理を試食したかぼすブリ開発の立役者、佐々木さんと木藪さんの感想は…?
取材先
制作担当
【ディレクター】古屋 徹(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





