第806回『トロさわら』
11月16日放送予定
■伊勢湾の奇跡「トロさわら」
■伊勢湾の奇跡「トロさわら」
三重県鳥羽市で「伊勢湾の奇跡」と言われる「トロさわら」が人気を博しています。「さわら」は漢字で「鰆」と書くため、春が旬と思われがちですが、トロさわらの旬は秋。木曽三川から流れ込むミネラルと、太平洋からの黒潮がぶつかり合う伊勢湾は豊かな漁場で、脂がたっぷりとのったトロさわらが獲れるのです。その溢れ出す脂は醤油をはじくほど。まるで大トロのような味わいです。
■島の名産をブランド化！
■島の名産をブランド化！
トロさわらは2018年にブランド化されたばかり！伊勢湾で獲れたさわらのすべてがブランドを名乗ることはできません。最大の特徴である身の脂を数値化し、漁獲方法や鮮度、大きさ…など、厳しい基準を満たすことで、ようやく「トロさわら」と認められるのです。
■トロさわらブランド化までの苦難
■トロさわらブランド化までの苦難
答志島で40年以上、さわら漁をおこなう橋本計幸（かずゆき）さん。トロさわらをブランド化させた功労者の一人ですが、その半生は苦難の連続でした。20代で借金をし漁船を購入、漁師になったものの、全くさわらが獲れなくなってしまった時期もあったそうです。しかし計幸さんは様々な苦難を島の仲間たちと共に、乗り越えていきました。実は、答志島には「寝屋子」という文化があり、仲間たちとの助け合い・教え合いの心が根付いていたのです。 しかし答志島に過疎化の波がしだいに押し寄せます。そこで計幸さんはさわらのブランド化にも取り組みました。「島をなんとか元気にしたい！」2018年遂にその努力が実を結び、トロさわらがブランド化されたのです！
■島に活気を！地元料理人の奮闘
■島に活気を！地元料理人の奮闘
島を盛り上げたいと奮闘するのは島の料理人も同じ！旅館「美さき」で料理長を務める橋本崇さんは、トロさわらを使った絶品料理で島を盛り上げます。今回は脂のたっぷりのった「トロさわら」を活かした新たな料理に挑戦します。狙うは伊勢湾の恵みあふれる一皿…いったいどんな料理が誕生するのでしょうか！？
取材先
制作担当
【ディレクター】畠中 慶太郎（テレビ朝日映像）
【プロデューサー】高橋 司（テレビ朝日映像）
【プロデューサー】太田 伸（テレビ朝日）
