第789回『トマト』
7月20日放送予定
■湘南の宝石 トマト

■湘南の宝石 トマト
うだるような暑さ…そんな時に食べたくなるのが「トマト」。モッツァレラチーズに合わせれば、手軽なイタリアンのカプレーゼに。また、ゼラチンを加えた出汁で冷やし固めれば涼味満点!神奈川県・湘南はトマト栽培にいち早く取り組んだところ。最盛期を迎えた農園では、13種類ものトマト狩りが楽しめます。甘いミニトマトや酸味が効いたワインレッドのものなど、子供たちにも大人気。さらにトマトラーメンにトマトスイーツなど…「湘南トマト」の魅力に迫ります!
■新品種!湘南トマト

■新品種!湘南トマト
湘南で今、話題になっている品種があります。それが、調理用にも使えるトマト。90年代には生食用のトマトの消費低迷が始まっていたため、調理に大量消費するイタリアをヒントに開発が始まりました。しかし調理用トマトは皮が厚く酸味が強いため、生で食べるのには向きません。日本人はやはり生でも食べたい!その課題を解決するキーワードは“ルックスイタリアン、テイストジャパニーズ!”その知恵に注目です。
■湘南トマト開発秘話

■湘南トマト開発秘話
新品種は、イタリア語でトマトを表すポモドーロと、英語のロングを合わせ「湘南ポモロン」と名付けられました。調理法もバラエティ豊か。トマトを縦長に切って、豚バラ肉で巻き、塩胡椒してソテーすれば、“湘南ポモロンの豚肉巻き”。さらに、ズッキーニやナスなどの夏野菜と合わせてニンニク、オリーブオイルで煮込めば…南フランスの郷土料理“ラタトューユ”にも!研究段階から商品化に取り組んだ中戸川正義さんは農家の4代目。かつて果物を栽培していた父のハウスでトマトの開発に挑みました。まずは甘みを引き出すために水分量を制限したところ、半分以上枯れてしまうという事態に。そこで、十分な水分量を確保できる水耕栽培に転向したところ、今度は実が腐り、黒変してしまう“尻腐れ”という病気に悩まされます。そこで、鉢底に工夫を施し、吸水量を制限。水温調節や肥料の改善にも取り組みました。そうして育て上げた湘南ポモロン。知り合いのシェフの助言を仰ぎますが、やはりまだ甘みが足りない。ついに中戸川さんは、葉の剪定をしている時にあることに気付きます。葉の大きさに着目した中戸川さん、いったいどんな手を打ったのでしょうか?
■湘南トマト新作料理

■湘南トマト新作料理
ついに甘くておいしい調理用トマトを作り出すことに成功した中戸川さん。料理人からの注文が徐々に増えてきました。そこで、甘さについての助言をもらった黒木シェフの元へトマトを持って訪れます。その味に感激したシェフは、新作料理を振舞うことに。まずは湘南ポモロンを煮詰めてソースを作ります。その間に、生の湘南ポモロンとオリーブオイル、パルミジャーノ、香りづけのタイムを入れてサラダを作ります。そこで取り出したのが、大きな花のつぼみ。いったいどんな料理になるのでしょうか?!
取材先
制作担当
【ディレクター】島越 翔平(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





