第773回『春のおにぎり』
3月30日放送予定
■旅行やビジネスの強い味方「おにぎり」!

■旅行やビジネスの強い味方「おにぎり」!
春の行楽のお供といえば、やっぱりおにぎり。ビジネスマンや旅行客で賑わう東京駅には、個性あふれるおにぎり専門店が軒を連ねています。朝の6時から開店、1日におよそ4000個ものおにぎりを提供しているのが「ほんのり屋」。厨房では4台のガス釜がフル稼働、炊きたてのご飯をその場で握ってくれるのが人気の理由。具材もカリカリ梅とじゃこといったスタンダードなものから牛たんやカキなどの贅沢なものまで、思わず目移りしてしまいます。一方、「おむすび百千(ももち)」では47都道府県の“懐かしい味”に出会うことができます。ひときわ存在感を放つのが、名古屋の天むす!おにぎりからそそり立つ海老天は、まるで金のしゃちほこ?!さらに、店の原点ともなった徳島県のソウルフード、フィッシュカツを具材にしたおにぎりなど、地方色豊かに楽しめます!
■春の宴を彩る「のっけおむすび」

■春の宴を彩る「のっけおむすび」
いまやおにぎりはハレの日の料理としても大活躍。ケータリングを中心に活躍する、料理家の稲垣晴代さんが作るおにぎりは色鮮やか。具材を中に入れるのではなく、結んだご飯の上に乗せることから「のっけおむすび」という名が付いています。お手伝いは、娘のひなたさん。親子で作れるところも楽しい。いまが旬のホタルイカや桜の花の塩漬けといった春らしい具材を使って、「まるで絵を描くように」作るおむすび…驚きの華やかさです!
■人生を変えたおにぎり?!55種類の具材に隠された秘密

■人生を変えたおにぎり?!55種類の具材に隠された秘密
いまなお下町の風情を残す、東京・大塚。連日、長蛇の列で賑わうのが創業59年のおにぎり専門店「ぼんご」です。人気の理由は、55種類にも及ぶ具材の豊富さ。一番人気は、サケ。こんがり焼いたサケの半身を手でほぐし、小さな骨まで取り除く丁寧な仕事ぶり。複数の具材を一緒に握ってもらえる“トッピング”では、味の組み合わせを楽しむこともできます。女将の右近由美子さんが握るおにぎりはふっくらと柔らかくて具沢山!温かくてどこか懐かしい味です。実は、そんな右近さんも、元はこの店に通う常連客のひとりでした。家を飛び出し、故郷・新潟からひとり東京へとやってきた右近さんを慰めてくれたのがこの店のおにぎり。そして、のちに夫となる店主の祐(たすく)さんとの運命の出会いとなりました。右近さんの人生を変えたおにぎりとは一体? その後の右近さんの奮闘物語と、55種類の具材誕生の秘密に迫ります!
■春の新作メニュー開発に挑戦!

■春の新作メニュー開発に挑戦!
右近さんが夫の祐(たすく)さんを亡くしたのは6年前のこと。借金返済に終われて疲れ果てた右近さんの心の支えとなったのが、近所の人々の助け、そして趣味で始めた太鼓教室です。何よりも楽しいのは仲間たちと過ごす時間。はじめのうちは恥ずかしさから、自分がおにぎり屋であることを隠していたそうです。しかし、今では仲間がエールを送ってくれる良き応援団に。ある日、右近さんは春の食材を使った新作メニュー開発の相談を持ちかけます。仲間たちのアイデアをヒントに、早速新作作りに取り組む右近さん。選んだ食材はタケノコと鯛。そこには、夫・祐(たすく)さんとのある思い出が秘められていました。試食に招かれた、太鼓の仲間たち。
新作おにぎりに興味深々です!
取材先
制作担当
【ディレクター】橋本 倫(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





