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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第731回『いわし』

6月2日放送予定

■初夏に美味しい!“入梅いわし”の魅力

■初夏に美味しい!“入梅いわし”の魅力

昔から、美味しくて栄養たっぷりの魚と言えば“いわし”です!中でも千葉県の銚子港は日本一の漁獲高を誇る名産地。特に6月からの「入梅」の時期に水揚げされるマイワシは、1年の中で最も脂が乗って美味しくなります。今回は、その「入梅イワシ」に魅せられた人々の物語をひも解きます。

■銚子名物“いわし尽くし膳”

■銚子名物“いわし尽くし膳”

千葉県銚子港は年間を通して様々な種類のイワシが水揚げされる名産地。今年は特に豊漁が期待されています。
マイワシが旬を迎えるこの時期は、巻き網船が港に帰ると、どの船も大漁の水揚げで大忙し。新鮮なイワシを使って料理をするのは「みうら」です。銚子でイワシを食べるならココ!と評判で、休日には魚好きの客で店内は大盛況。名物は“いわし尽くし膳”。獲れたてをさばいた刺身に、寿司、なめろうの天ぷら、その他にも煮付け、南蛮漬けがセットになっています。他にも産地ならではのメニューが楽しめ喜ばれています。

■イタリア南部・シチリアで修行を積んだシェフのオリジナル料理とは?

■イタリア南部・シチリアで修行を積んだシェフのオリジナル料理とは?

東京・赤坂にも“入梅いわし”を心待ちにしているシェフがいました。イタリアンの店「ラ・スコリエーラ」の魚返健児さんです。魚返さんが修行を積んだ地中海に面したイタリア南部でもよく食べられています。
まずは昔、貴族が味わった小鳥のジビエ料理をイワシで真似たという料理。イタリア南部を代表する“ベッカフィーコ”です。さらに“ブカティーニ”という穴の空いたパスタを使った料理も作っていただきました。ソースを作る際に使う、イワシの個性をぐんと引き立たせるハーブがポイント!切っても切れない組み合わせと言われるイワシと相性抜群の食材の秘密に迫ります!

■料理研究家 栗原友の今晩つかえる簡単レシピ

■料理研究家 栗原友の今晩つかえる簡単レシピ

店主の目利きが評判の「根津 松本」でイワシを買い求めているのは料理家の栗原友さん。店主の松本さんに新鮮なイワシの見分け方を教えていただきます!
それを使って栗原さんがおすすめの食べ方を教えてくれました。まずは、イワシをグリルにします。そこにすりおろしたキュウリと刻んだ紫タマネギをヨーグルトとあえます。新鮮な内蔵の苦みとさっぱりしたソースは最高の組み合わせです!
さらにイワシをフライにして、紫タマネギやアボカドなどの野菜と共にパンにはさみ、カレー粉入りの特製マヨネーズをかけたサンドイッチなど。手軽においしく、今晩からでも活用できるイワシを使ったレシピが必見です!

■イワシの天気予報って一体!?イワシ予報官思い出の料理とは

■イワシの天気予報って一体!?イワシ予報官思い出の料理とは

舞台は再び銚子へ。銚子は江戸時代から、大量にイワシを獲り、それを煮干しにし、江戸や大阪などの大都市に輸出して、潤ってきました。
そんな、イワシ漁師たちが頼りにしてきた職業があります。それは、イワシの予報官。千葉沖のイワシがいつ・どこで・どのくらい揚がるのかを予報する仕事です。水産試験場の職員・平本紀久雄さんは40年以上、漁師の元へ通い詰め、情報を集めながら予報を的中させてきました。その平本さんには忘れられないイワシ料理がありました。
平本さんが訪ねたのは、元漁師が営むイワシ料理店“なむら”。平本さんにお世話になった店主の金高さんが作ってくれたのはカタクチイワシの胡麻漬けです。元イワシ予報官・平本さんが胡麻漬けに秘めた思いとは?

取材先
制作担当

【ディレクター】細村 舞衣(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)