第729回『新じゃがいも』
5月19日放送予定
■旬の先どり“新じゃがいも”

■旬の先どり“新じゃがいも”
初夏の日差しが照りつけるこの時期、初物好きの日本人の心をくすぐる野菜があります。それが、今回の主役“新じゃがいも”。鹿児島県長島町では、東シナ海に面した広大な畑で今が収穫の最盛期。火山灰が風化してできた赤土は水はけが良く鉄分などのミネラルが豊富。“赤土じゃがいも”と呼ばれて大評判です。「いい娘を嫁にやるような気分だよ」と話すのは、農家の江口輝文さん。愛情たっぷりに育てたじゃがいもは、熱々に蒸してバターをつけて“じゃがバター”に。いりこの出汁でとった“煮しめ”は郷土の味わいです。江口さん一家はそんな新じゃがいもを、一日も早く新鮮な状態で消費者に届けたい…。なんと自ら東京へ運ぶ決心をしたのです。江口さん達の挑戦が始まります。
■コロッケ激戦区の名物コロッケ!

■コロッケ激戦区の名物コロッケ!
昭和の雰囲気を色濃く残す戸越銀座商店街。今、じゃがいもを使ったある物が大きな評判を呼んでいます。それがコロッケ。約20店舗が出店し、コロッケ激戦区として人気を集めています。戸越銀座ができたのは昭和初期。安くて美味しいコロッケは食卓の味方として長年に渡って愛されてきました。老舗の中華料理店では、餃子の餡をじゃがいもで包んだ餃子コロッケ。餃子のタレがベストマッチ!老舗の精肉店のかたばみ精肉店ではコロッケブームに火をつけた昔ながらのコロッケが人気です。さらに大人気なのが、おでん屋さんのコロッケ。そのアイデアコロッケとは?一体どんな味なのでしょうか?
■じゃがいも最前線!ネットで話題のポテトチップス

■じゃがいも最前線!ネットで話題のポテトチップス
今、インターネットで話題になっているポテトチップスがあります。原料はじゃがいもと植物油と塩だけというシンプルな味わいにも関わらず大人気!じゃがいものパワーを最大限に活かす、その作り方とは?旨味の強い皮は少し残してスライスし、焦げの原因となる余分なでんぷんや糖を丹念に落とします。そして、味の決め手は直火炊き連続チップフライヤー。まるで窯で焼いたような独特の風味に仕上がります。「新鮮な物を食べてもらいたい」と信念を語るのは社長の岩井菊之さん。果たして、消費者が出来立てを味わう秘密とは?
■お手軽 世界のじゃがいも料理

■お手軽 世界のじゃがいも料理
じゃがいもの原産地は南米ペルー。その後、スペインに渡り交易を通して世界中に広がったのです。料理研究家のヤミーさんは、世界を渡り歩いて、世界中のじゃがいも料理を学んできました。バラバラの厚さに切ることで、いろんな食感を楽しむスパニッシュオムレツはスペインのお袋の味。原産地ペルーからは蒸したじゃがいもにレモン汁、牛乳、チーズなど作ったソースをかけて…、隠し味は日本でお馴染みの柚子こしょう。濃厚なソースにピリッと柚子こしょうが効いた“パパ・ア・ラ・ワンカイーナ”。簡単でおいしい世界の家庭料理は必見です。
■素材の魔術師が作る おふくろの味

■素材の魔術師が作る おふくろの味
江口家の三男・大興さんは、自慢のじゃがいもを鹿児島から東京まで1300キロの道のりをトラックで運びきりました。市場に無事届けた後、大興さんが向かったのは表参道にあるリストランテ濱﨑。新じゃがを心待ちにしていたのは鹿児島出身のシェフ濱﨑さん。故郷の味を料理人になって再発見し、今も店のメニューに取り入れています。実は濱﨑さん、母との思い出のじゃがいも料理を修行中の息子・弘瑶さんに伝えたいと思っていたのです。少年時代の洋風の味との出会いとなったじゃがいも料理…、その味の決め手は意外にも身近な調味料でした。
取材先
制作担当
【ディレクター】間宮 圭次郎(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)





