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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第727回『初夏の湘南 食材物語』

5月5日放送予定

■初夏の観光スポットと言えば“湘南”

■初夏の観光スポットと言えば“湘南”

初夏の行楽シーズン。さわやかな日に訪れたい場所と言えば、なんと言っても湘南です。この季節の湘南は、食材の宝庫!相模湾の豊富な旬魚に、潮風で育つ色とりどりの三浦野菜。海の幸と山の幸が訪れる人を楽しませます。今回はそんな湘南の食材物語をお届けします!

■鎌倉で人気の野菜コロッケ

■鎌倉で人気の野菜コロッケ

人気スポット・鎌倉に、青果店「SASUKE STORE」があります。店内には三浦半島で採れた朝どれ野菜がずらり。こちらで人気の惣菜が、ホクホクのコロッケです。連日、飛ぶように売れていくこのコロッケ。人気の秘密は、肉を使わず野菜だけで作ること。しかも有名な鎌倉野菜ではなく三浦でとれる三浦野菜です。

■シェフの食材めぐり~潮風で育った三浦野菜~

■シェフの食材めぐり~潮風で育った三浦野菜~

三浦半島の南端にあるイタリアン「ヴェント・エ・イル・レオーネ」のシェフ、宮沢賢次さんは、初夏にぴったりの新作料理に挑戦したいと考えていました。そのために、新しい食材を見つけたい。宮沢シェフがまず向かったのは、三浦野菜を育てる農家です。「青木農園」の青木さんが一押しするのは、珍しいケールの花。初めて味わう甘味に、宮沢シェフも興味津々です。さらに、青木さんが、ケールの花を味わい尽くす料理を披露してくれました。甘みを丸ごと活かしたレシピとは?

■シェフの食材めぐり~行商が伝える佐島の鮮魚~

■シェフの食材めぐり~行商が伝える佐島の鮮魚~

横須賀市にある佐島漁港は、新鮮な魚が揚がると評判の港です。漁港で仕入れをしているのは、佐島で唯一、魚の行商を続けている福本忠さん。福本さんは昨年まで、妻の育代さんとともに市内を回っていました。育代さんは行商をしながら魚のおいしさを伝えたいと、客たちにレシピを教えて喜ばれていました。その数、実に100以上。昨年には、そのレシピをまとめた本も出版されたほどです。しかし今年の2月、育代さんは病気で亡くなってしまったのです。そのレシピをぜひ見てみたいと、宮沢シェフは福本さんの行商先を訪ねました。

■シェフの食材めぐり~母が残した愛情魚レシピ~

■シェフの食材めぐり~母が残した愛情魚レシピ~

育代さんのレシピが息子夫婦に受け継がれていると聞き、宮沢シェフは自宅にお邪魔することにしました。キッチンに立つのは、長男の妻・妙子さん。佐島の名産・タコを使って作るのは、ふっくらと炊き上げたタコ飯です。きれいな桜色が鮮やかですが、実はそこに、育代さんの工夫が隠されていました。さらに、新鮮なアジを味わうアイデア料理も。宮沢シェフ、家族の愛で受け継がれるレシピから、何かを思いついたようです。

■シェフの食材めぐり~ 幻のブランド 葉山牛~

■シェフの食材めぐり~ 幻のブランド 葉山牛~

次に宮沢シェフが向かったのは、葉山にある「石井牧場」。こちらで育てているのが、幻の牛肉と言われる葉山牛です。良質であっさりとした脂の旨味が特徴ですが、石井さんは肉質を良くするためにあることを徹底しているそうです。それは、牛舎を清潔に保ち、牛にストレスをかけないこと。そして、毎日の食事にも秘密がありました。葉山牛のおいしさを生み出す、意外なエサとは? さらに、石井さんが特にお勧めする、モモ肉を味わい尽くす料理も登場します。

■シェフが彩る 海の幸と山の幸のハーモニー

■シェフが彩る 海の幸と山の幸のハーモニー

三浦野菜、佐島の鮮魚、そして葉山牛。地元の食材を改めて見つめ直した宮沢シェフは、店に戻って新作料理に取りかかります。まずは葉山牛に軽く焼き目をつけ、合わせるのは、あのケールの花。さらに、宮沢シェフが取り出したのは、なんとパイ生地!?湘南の海の幸と、山の幸が融合して生まれる独創的な一皿が生まれます!

取材先
制作担当

【ディレクター】鴨下 満(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)