第718回『タチウオ』
3月3日放送予定
■魚のプロが絶賛する“極太タチウオ”

■魚のプロが絶賛する“極太タチウオ”
東京・根津にある鮮魚店「根津松本」は、築地市場で最高級の魚を仕入れることから日本一の魚屋と呼ばれています。その店主・松本秀樹さんが、特別な思い入れを抱く魚が千葉県竹岡産の「タチウオ」です。「太刀」のように細長い魚ですが、竹岡産太刀魚は、まるで「こん棒」のような厚みが特徴。あっさりとしながら適度な脂が乗りおいしさも抜群。太刀魚を味わうなら焼き魚が一番という松本さんに、ネギを巻いた「ネギ巻き焼き」など、とっておきの料理法を披露していただきます。今回は、東京湾が育む極上のタチウオの物語をお届けします。
■愛媛・宇和島に伝わるタチウオ料理

■愛媛・宇和島に伝わるタチウオ料理
関西や九州でなじみ深い魚として愛されてきたタチウオ。中でも漁獲量が全国1位の愛媛県には、古くから伝わるユニークな食べ方があります。そこで東京・阿佐ヶ谷で和食店を営む宇和島市出身の福田光さんに、故郷の名物料理を作っていただきました。細長く切ったタチウオの身を竹串にぐるぐると巻き付け、焼き始めました。そして味付けにはしょうゆやみりんで作った甘辛いタレ…。地元では手軽なおやつとして人気だというこの料理、一体どのようなものなのでしょうか?
■韓国で大人気!驚きのタチウオ鍋

■韓国で大人気!驚きのタチウオ鍋
韓国でもタチウオはポピュラーな食材。ソウルにはタチウオを使った鍋料理「カルチジョリム」の店が立ち並ぶ、通称「太刀魚横丁」があるほど。さらに済州島では1mを超える特製の細長い鍋でタチウオを一尾丸ごと煮込んだ迫力満点のカルチジョリムが人気を呼んでいます。そんな豪快な鍋を日本で広めたいと考えたのが、済州島出身の李漢春さんです。しかし日本ではどうにも細長い鍋が手に入りません。そこで李さんは大胆な調理方法に挑みます。そして出来上がった料理には、丸ごと煮込むからこそ味わえる独特のおいしさがありました。
■華麗なタチウオイタリアン

■華麗なタチウオイタリアン
「根津松本」店主の松本さんは、とれたてのタチウオを一目見ようと、千葉・竹岡漁港を訪ねました。ベテラン漁師・礒貝さんの漁に同行させてもらいます。見事な極太タチウオが釣り上げられ、港に帰るとすぐさま刺身に…。至福のおいしさを再認識します。その松本さんが向かったのは、イタリアンの名店「イルギオットーネ」。独創的な料理で評判の笹島保弘シェフに、極太タチウオの魅力を引き出す、新たなメニューを作ってもらおうと考えたのです。「こんな見事なタチウオは見たことがない!」と驚いた笹島シェフが、斬新な一皿を仕立てます。その味の決め手に取り出したのは白い粒状のもの。果たしてその正体とは?
極太タチウオを生かした華麗なる一皿は必見です!
取材先
制作担当
【ディレクター】古屋 徹(ViViA)
【プロデューサー】鈴木 朗(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)





