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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第699回『宮崎牛』

9月30日放送予定

■和牛の王様!宮崎牛物語

■和牛の王様!宮崎牛物語

今回の主役は、和牛界の人気ブランド・宮崎牛です。世田谷に店を構える専門店「牛匠」で味わえるのは、最高ランクの肉。豪快に焼き上げたステーキを頬張れば、口に広がる芳醇な香りがたまりません。宮崎牛の人気の秘密は、なんと言ってもオレイン酸をたっぷり含んだ、上質な脂。宮崎県出身の店主・福重さんは、そのおいしさを味わってもらいたいと、東京で勝負することにしました。そんな福重さんがイチ押しする、脂の旨みを味わい尽くす料理とは?

■宮崎牛の故郷へ!達人に教わる肥育の技

■宮崎牛の故郷へ!達人に教わる肥育の技

宮崎県は、温暖な気候と、霧島山麓のきれいな湧き水に恵まれ、和牛を育てるのにもってこいの場所。松山畜産の3代目・龍二さんは、良質な宮崎牛を育てる農家として一目置かれています。ワラなどのエサは、ほとんどが自ら選び抜いた地元産。さらに、高タンパクな穀物をブレンドしたオリジナルの飼料も与えています。そして今、松山さんが注目しているのが、竹を粉砕して発酵させた飼料。竹の繊維質と、笹に含まれるビタミンが牛の胃を活発にするのです。さらに、良い牛を育てる上で欠かせないのは、第二の心臓と言われる部分の手入れ。危険と隣り合わせで行う、驚きの職人技とは?

■宮崎牛尽くし!農家ならではの食卓

■宮崎牛尽くし!農家ならではの食卓

松山さんは、農家ならではの料理を、折にふれて振る舞い、宮崎牛のおいしさを広めてきました。サーロインをアツアツのご飯に乗せれば、熱で脂が溶け出します。塩コショウ、焦がし醤油で味を整えれば、贅沢な“のっけ丼”。宮崎牛の旨みがストレートに味わえます。さらに、松山さんが考案した、驚きの料理。内モモ肉を、なんと凍らせたまま焼くという逆転の発想です。ジューシーな赤身を活かし切るアイデアに目が離せません。
しかし、ある辛い出来事にも遭遇しました。“畜産王国・宮崎”を背負う農家の想いとは?

■目指せ!和牛日本一 高校生の挑戦

■目指せ!和牛日本一 高校生の挑戦

和牛日本一を決める5年に一度の祭典、「全国和牛能力共進会」。宮崎牛は前回の受賞で、大会史上初となる、2大会連続日本一を成し遂げました。そして今年、前人未到の3連覇を目指すのが、小林秀峰高校の農業クラブの生徒たち。プロの農家たちを抑えて、県代表に選ばれました。出品される牛は、県内でも屈指の血統を受け継ぎ、立派な体格を持つ雌牛“れな”。元旦も休みなく世話に励み、1年以上かけて育てました。出場するのは、若い雌の種牛を審査する部門。体の線や幅、毛並みの美しさなどから能力を判断されます。今回の開催地は、宮城県の仙台。プロが育てた各県の代表牛を相手に、果たして“れな”は、優勝できるでしょうか?そして会場には、宮崎牛専門店「牛匠」の福重さんが、とっておきの差し入れを持って激励に来ました。未来を担う、高校生たちの奮闘に密着します。

■宮崎牛を世界へ!鉄人が魅せる和食の技

■宮崎牛を世界へ!鉄人が魅せる和食の技

東京に、宮崎牛で世界の人をうならせたいという料理人がいます。「くろぎ」の料理長、黒木純さんは、宮崎県出身。和食の名店で修行を積んだ、若き鉄人です。使うのは、最高級のヒレ肉の中でも“シャトーブリアン”という希少な部位。1頭からわずか1キロほどしかとれません。ザラメをしきつめた鍋で、さっと火を通し、割り下で煮込めば…。海外でもその名が知られている、あの料理に。さらに、黒木さんが注目したのが、シャトーブリアンを包み込んでいた、旨みたっぷりの脂の部分。合わせるのは、秋の味覚の王様・松茸です。和食の技で、宮崎牛の更なる可能性に挑戦します。

取材先
制作担当

【ディレクター】間宮 圭次郎(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)