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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第694回『アジ』

8月26日放送予定

■黄金色に輝く「出水のアジ」

■黄金色に輝く「出水のアジ」

夏に旬を迎えるアジは毎日の食卓に欠かせない大衆魚。しかし高値で取引され魚のプロたちから絶賛されている高級アジが鹿児島県の「出水のアジ」。黄金色に輝くことから「黄金アジ」とも呼ばれています。
東京・銀座の寿司の名店「久兵衛」店主の今田洋輔さんも「出水のアジを使えるのは職人冥利に尽きる」と惚れ込んでいます。ショウガやスダチの香りをきかせた「アジのにぎり」は夏に是非味わいたい一品。今回は極上の味わいと評判の高級アジの物語をお伝えします。

■大注目の鮮魚店が教える贅沢なアジ料理

■大注目の鮮魚店が教える贅沢なアジ料理

東京・根津にある「根津松本」は最高級品質の魚だけを揃える大人気の鮮魚店。店主の松本秀樹さんが毎朝、築地で仕入れるのは「出水のアジ」。出水のアジは脂の乗りがいいだけでなくトロと赤身のバランスが絶妙。脂の旨みとしっかりとした食感を同時に味わえるといいます。そんな出水のアジを使った料理を松本さんに披露していただきました。生で食べることが多いアジですが松本さんはなんとフライに…。夏にぴったりのアジ料理は必見です。

■豊かな内海が育む極上アジ

■豊かな内海が育む極上アジ

鹿児島県出水市は九州本土と天草諸島に挟まれた内海・八代海に面する漁業が盛んな町。ベテラン漁師・蒔平俊実さんは疑似餌をつけた針を使った手釣りでアジを狙います。釣り上げたアジに指一本触れず水槽に入れる蒔平さん。さらにすぐには出荷せず一日、海の中に置くといいます。それにはある理由が…。そして出荷の際にも鮮度抜群の状態で氷を詰めて発送します。高級なアジを大切に扱い最高の状態で築地に送り届ける地元の人々の取り組みに密着しました。

■フレンチの鉄人が故郷に捧げる料理

■フレンチの鉄人が故郷に捧げる料理

出水市が誇るアジはその多くが県外に出荷されてしまうため地元では無名の存在。「なんとか地元の人にも知ってほしい…」と考えた出水市役所の西尾さんはある秘策を考えました。出水市出身のフレンチシェフ・坂井宏行シェフにアジを使った料理レシピの開発を依頼したのです。そこで出水市のPR大使も務める坂井シェフが考案したのが、地元名産の「赤土じゃがいも」を使った料理。出水の名産品どうしを合わせてどんな料理が出来上がるのでしょうか?

取材先
制作担当

【ディレクター】古屋 徹(ViViA)
【プロデューサー】鈴木 朗(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)