第689回『ケンサキイカ』
7月22日放送予定
■イカの町・呼子!漁師と料理人の連係プレーとは?

■イカの町・呼子!漁師と料理人の連係プレーとは?
佐賀県唐津市呼子町。年間100万人もの人が訪れるという、この町の名物は何といっても、ケンサキイカの活き造り。コリコリして透き通った身が大評判!その美味しさの秘密を探るべく、漁に向かう漁船に乗り込みます。身が厚く、甘みが強くなるこの時期のケンサキイカは「夏イカ」とも呼ばれ、まさに今が漁の最盛期!対馬海流が流れ込む好漁場・玄界灘を目指し、次々と船が集結します。集魚灯の灯りに誘われて姿を現すイカを擬似針で獲る一本釣り。そこで魅せる、イカを傷つけない漁師の技とは?そして漁を終え船が帰ってきたのは、市場ではなく活き造りの店。イカをカゴで取り出すと夜の港を一目散に走り出しました!そこには獲れたての身を味わうための漁師と料理人の連係プレーがあったのです。今回はイカの町、呼子を舞台にケンサキイカの魅力と活イカにかける人々の物語に迫ります。
■活き造りだけじゃない!?ケンサキイカの名物

■活き造りだけじゃない!?ケンサキイカの名物
ケンサキイカで作る名物があると聞いてやって来たのは、呼子で大正時代から続く伝統の朝市。朝どれの新鮮な魚介類がズラリと並び、元日を除く364日毎日活気に溢れています。そこで一際人気を集めているのが、朝市の名物お母さん“みっちゃん”こと原美智代さんが売るケンサキイカの一夜干し!他の店の人も一目置く、その作り方を特別に教えていただきます。まずは釣ったばかりのイカを贅沢に使い、さばいた身は海水で洗い流します。海に面した干場で海風に当てることで自然の塩気とイカ本来の旨味が味わえるのです。さらに一夜干しを3、4日干したスルメは味が凝縮し、江戸時代には将軍に献上されていた一品でもあり「一番スルメ」と呼ばれていました。この一番スルメで作るハレの日に欠かせない郷土料理とは?さらにケンサキイカの人気を押し上げる画期的な商品を生み出した海上レストランで味わう、呼子の新名物も登場します。
■最新鋭活魚車が走る!!呼子のケンサキイカ東京上陸作戦

■最新鋭活魚車が走る!!呼子のケンサキイカ東京上陸作戦
活き造り発祥の店「玄海」の古賀和裕さんが取り組むあるプロジェクト、それは「呼子が誇るケンサキイカを、生きたまま東京の人に食べてもらう」こと。しかしデリケートなイカを運ぶには2、3時間が限界。そこで唐津市や九州大学と共に研究に研究を重ね、とうとう完成したのが最新鋭の装備を搭載した超大型活魚車。大量の海水を循環させ、水質を保つことで約20時間も運ぶことができ、さらに一度に1600杯ものイカを積むことができるようになりました。目指すは目利きが集う、食の宝庫・築地。果たして、東京までの1200キロの道のりを無事にイカを届けることができるのか?その一部始終に密着します。
■築地の仲卸も驚く、活イカのイタリアン

■築地の仲卸も驚く、活イカのイタリアン
呼子の活イカを心待ちにするのは築地の仲卸・島津修さん。以前から生きたケンサキイカの食感の良さに目をつけてきました。そこへ仕入れにやってきたのはイタリアンシェフの薄公章さん。築地の目の前に店を構え、新鮮な食材を使った創作イタリアンが人気です。今回は呼子の活イカを余す所なく使い切る新作料理に挑戦!新鮮なイカだからそこ味わえる、希少部位とは?さらに漁師のイカの沖漬けをイタリアンの技で華麗にアレンジします。そして、シェフ渾身の料理を仲卸の島津さんが試食!目利きの厳しい目が光ります。果たして、その反応は?
取材先
制作担当
【ディレクター】間宮 圭次郎(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)





