食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

過去の放送

第686回『加賀野菜』

7月1日放送予定

■金沢の伝統野菜、加賀野菜

■金沢の伝統野菜、加賀野菜

今回の舞台は北陸の古都、金沢。海外からの観光客にも注目されているのが、伝統野菜「加賀野菜」です。金沢の台所、「近江町市場」には通常のきゅうりの何倍もの太さの「加賀太きゅうり」。オレンジ色の「打木赤皮甘栗かぼちゃ」など、夏を彩る色彩豊かな伝統野菜が並びます。今回は、金沢の食文化を支えてきた伝統野菜と、その伝統を守ってきた方たちの思いに迫っていきます。

■ミシュラン2つ星の料亭が作る!絶品 加賀野菜料理

■ミシュラン2つ星の料亭が作る!絶品 加賀野菜料理

創作料理が高い評価を受け、ミシュラン2つ星を獲得した金沢を代表する和食の名店「つる幸」。京料理とは一線を画す、金沢らしい料理が人気のこの店の名物は、もちろん加賀野菜を使った料理です。加賀太きゅうりを器に使った治部煮風、打木赤皮甘栗かぼちゃを裏ごしした滝川豆腐など、金沢ならではの料理が並びます。「金沢に来たお客さんに喜んでもらいたい」と話す料理長の河田さん。金沢の料理文化を、伝統の野菜が鮮やかに彩っていきます。

■伝統を絶やさないために

■伝統を絶やさないために

加賀野菜の名産地として知られる打木町。加賀野菜を生産している農家はとても数が少なく、「加賀太きゅうり」農家は12軒しかいません。それでも1日で1万本以上出荷することもあるというのだから驚きです。きゅうり農家の西尾さんは1年で100万本出荷するのが目標と語ります。そして、その貴重な加賀野菜の中でも、絶滅の危機にあった野菜があります。それが、西野さんが守り続けてきた、「打木赤皮甘栗かぼちゃ」。長年にわたって金沢の人に愛されてきたのですが、西洋かぼちゃの普及などによって赤字がちになり、生産が激減。一時は西野さんだけが生産していたこともありました。しかし、20数年前、何度も諦めようとした西野さんに、思わぬ転機が訪れます。その転機とは一体!?料理上手の西野さんの奥さん特製の混ぜご飯、春巻きなどの絶品かぼちゃ料理で食卓を囲みながら、「打木赤皮甘栗かぼちゃ」にまつわる人間ドラマに迫ります!

■野菜の魔術師が加賀野菜に挑戦!

■野菜の魔術師が加賀野菜に挑戦!

都内でイタリア料理店を営む「野菜の魔術師」こと、神保佳永さん。以前から興味があった加賀野菜。金沢を訪れた神保さんのお目当ては、もちろん加賀野菜。市場で直接加賀野菜を仕入れます。身がくり抜かれていく加賀太きゅうり、ペーストされる金時草…。一体、どんな料理になるのでしょうか!?

取材先
制作担当

【ディレクター】田中 由美(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)