第675回『駿河湾の深海魚』
4月15日放送
■日本一深い湾!駿河湾で揚がる深海魚
■日本一深い湾!駿河湾で揚がる深海魚
富士山の絶景を望む、静岡県沼津市。その目の前に広がるのはもう一つの日本一、水深2500mを誇る駿河湾です。沼津港深海水族館では年間40万人が訪れ、世界初の深海魚をテーマにした珍しい魚がズラリ!そんな深海ファンの聖地にある回転寿司活けいけ丸のウリは、その日に水揚げされたばかりの新鮮なネタを使った“深海グルメ三点盛り”。さらに海鮮丼佐政では深海魚だけを使った“深海丼”など、ユニークな見た目とは裏腹に確かな美味しさが今、注目を集めています。今や高級魚として名高いノドグロや、金目鯛も実は深海魚!今回は、広がる深海魚の世界に迫ります。
■百発百中!凄腕・深海魚ハンター
■百発百中!凄腕・深海魚ハンター
静岡県焼津市。ここに30年、深海魚と格闘してきた凄腕の漁師さんがいます。“深海魚ハンター”の異名を持つ、長谷川久志さん。そして息子の一孝さん親子。一体、どんな魚が揚がるのか?その船に乗せていただきました。元々はサバの漁をしていた久志さん。しかし、思うようにいかずに断念。そこで目をつけたのが、まだ当時は珍しい深海魚でした。新たな美味を求め、海底2000mまで操業したことも…。そんな深海魚ハンターが狙う、今回の獲物は?「食べればミルクの味がして美味しい。」果たして、ミルクの味がする深海の生物とは?深海魚ブームの火付け役ともなった幻の美味が登場します。
■深海魚で町おこし!沼津市戸田の若きシェフに密着
■深海魚で町おこし!沼津市戸田の若きシェフに密着
西伊豆にある漁師町、戸田。駿河湾に面し、古くから深海魚漁が盛んに行われています。ここにある道の駅くるら戸田で“深海魚食堂”を開催しているフレンチのシェフ、深瀬諒さんは地元で揚がる鮮度抜群の深海魚を使って、料理を提供出来ないかと日夜探求しています。そこで力を貸してくれたのが“丸吉食堂”の主人、中島寿之さん。元々市場で働いていた確かな目と、深海魚の豊富な知識でその個性を活かす達人です。まず、手に取ったのはミシマオコゼ。地元の漁師でさえ捨てているこの魚…でも実はぷりっとして淡白な身質はアンコウに似ているんだとか。さらに中島さんが太鼓判を押すのがカガミダイの立派な肝!「深海のフォアグラ。」と言われる、その味わいは?早速、気になった魚を調理する深瀬さん。小骨の多い小魚をも活かすシェフの技が光る、そのとっておきの料理とは?
■深海の王者に挑む!深海少年の夢
■深海の王者に挑む!深海少年の夢
戸田で開催されている、深海魚撮影会。ここで一際、熱心に魚を見ているのは中学生の饗場空璃くん。彼の自宅を訪ねてみると、なんと水槽に何種類ものサメが!将来は研究者になりたいという夢をもつ空璃くん。その生態を観察し、珍しいサメを求めて日本各地を訪ねてきました。そして今、一番会いたい深海ザメがいるとやってきたのは、あの深海魚ハンター長谷川さんのもと。単身、船に乗り込み、お目当てのサメが揚がるのをじっと待ちます。「きたー!」ついに現れた謎の白い魚影、あれは一体?実は癖のある深海ザメの中でも美味しいという評判を聞いた空璃くん。早速、深海魚食堂の深瀬さんに調理を依頼。未知の深海に広がる食材の宝庫、その驚きと感動に満ちた料理とは?
取材先
制作担当
【ディレクター】細村 舞衣(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)