第670回『ノドグロ』
3月11日放送予定
■長崎県対馬の自然が育む「ノドグロ」

■長崎県対馬の自然が育む「ノドグロ」
とろけるような脂の旨みから“白身のトロ”とも称される「ノドグロ」。正式名称は「アカムツ」ですが、のどの奥が真黒なことから「喉黒」と呼ばれるようになったといわれています。長崎県対馬では極上のノドグロが水揚げされ、中でも「紅瞳(べにひとみ)」は、肉厚で脂の乗りが最高と評判です。しかし意外なことに対馬では、かつてノドグロは雑魚扱いされていたのです。そんなノドグロがなぜ全国に名をとどろかせるようになったのでしょうか?今回は、一度は味わってみたい憧れの魚「ノドグロ」の魅力をたっぷりとお伝えします。
■若者にも大人気!身近な高級魚へ

■若者にも大人気!身近な高級魚へ
2014年。テニスの全米オープンで準優勝を遂げた錦織圭選手が帰国会見で「ノドグロが食べたい」と発言して以来、その名は一気に知れ渡り、鮮魚店や回転寿司でも見かけるほど身近な魚になりました。再開発が進む東京・中目黒の高架下にオープンしたノドグロ料理店は連日、若者たちで大賑わいです。さらに東京・銀座には対馬のノドグロを活かした専門店も登場。「姿造り」や「塩焼き」などノドグロを丸ごと味わえるフルコース料理を提供しています。東京で注目を集めるノドグロ料理の最前線に迫ります。
■対馬の海の旨みが詰まった「ノドグロの干物」

■対馬の海の旨みが詰まった「ノドグロの干物」
長崎県対馬の新たな名産品として注目されているのが「ノドグロの干物」です。地元水産加工会社「真心水産」の早田真路さんは、ノドグロの魅力を伝えようと試行錯誤し、絶品の干物を開発しました。そのおいしさの決め手は、対馬の自然が生み出す特別な塩にあったのです。
さらに早田さんは、干物を全国にアピールするために、ある取り組みを行っていました。東京から1,000キロあまりも離れた距離を克服するために思いついた秘策とは…?
■気鋭のシェフが挑むノドグロイタリアン

■気鋭のシェフが挑むノドグロイタリアン
対馬のノドグロのさらなる魅力を引き出すため早田さんが協力を求めたのは、京都を拠点に独創性あふれるイタリアンを生み出してきた「イルギオットーネ」の笹島保弘シェフ。「白身の魚の中でノドグロが一番好き」という笹島シェフが、新たな料理を作りだします。フキノトウや菜の花、アサリといった食材を活かした春の香り漂う豪華な一皿とは?さらに干物とご飯の組み合わせをイタリアン風にアレンジした驚きの料理も登場します。大変身したノドグロ料理は必見です!
取材先
制作担当
【ディレクター】古屋 徹(ViViA)
【プロデューサー】鈴木 朗(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)





