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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第634回『ウニ』

6月25日放送予定

■海の贈り物「ウニ」

■海の贈り物「ウニ」

濃厚な甘みととろける食感がクセになるウニ。寿司ダネとして有名ですが、もちろん煮ても焼いても美味しく濃厚な味わいはたまりません。今回は岩手県・北三陸のウニの名産地を辿り、ウニに懸ける人々の物語をお伝えします。

■名物女将が作る幻の駅弁

■名物女将が作る幻の駅弁

岩手県の三陸海岸沿いを走る三陸鉄道・北リアス線。久慈駅の舎内にある「三陸リアス亭」には幻と呼ばれるウニの駅弁があります。三陸のウニの汁と一緒に炊き込んだご飯の上には蒸しウニがたっぷり!その味を求め全国からお客さんがやってきます。駅弁を作っているのが、工藤クニエさんと夫・清雄さんご夫妻。東日本大震災後は店をたたむ覚悟をしたといいますが、全国のお客さんから届いた励ましの声で、再び作り続ける事を決意したといいます。ウニ弁当に秘められた物語をお伝えします。

■重茂半島の名物「焼うに」

■重茂半島の名物「焼うに」

岩手県・宮古市内にある重茂(おもえ)半島。この地で昔から作られているのが「焼うに」です。天然のアワビの貝殻の上に、5~6個のウニを贅沢に使い焼きあげた逸品。生ウニとはまた一味違い、甘みと旨味がギュッと凝縮した濃厚な味わいです。この焼うにが誕生した背景には、日持ちしない生ウニを何とか美味しく食べてもらいたい…そんな人々の知恵がありました。

■「ウニ牧場」の秘密とは?

■「ウニ牧場」の秘密とは?

岩手県一の漁獲量を誇り“ウニの町”として知られる洋野町。そんな洋野町には全国に唯一の仕組みがあります。ウニの栽培センターで育てたウニの赤ちゃんを海に放流し、3年ほど大きく育てます。さらに、その大きく育ったウニを、浅瀬の岩盤に溝を掘って作った増殖溝(通称「ウニ牧場」)へ移しています。ここは、ウニのエサとなる昆布やワカメがビッシリ。ウニを十分に太らせた後、出荷しています。さらに、北三陸には、昔からウニがたくさん獲れたからこそ生まれた郷土料理があります。ウニを一年中美味しく味わう為に生まれた塩ウニや、その塩ウニを作る時に生まれる「かぜ水」など、この地ならではの郷土料理をご紹介します。

■北三陸のウニを全国ブランドへ!!

■北三陸のウニを全国ブランドへ!!

北三陸のウニの美味しさをもっと知ってもらいたいと立ち上がった人物がいます。地元・洋野町で水産会社「ひろの屋」を営む下苧坪(したうつぼ)之典さんです。彼は、震災後、奮闘する漁師たちの姿を見て自分も何か出来ないかと考え、北三陸の食材をブランド化しPRしています。この日、下荢坪さんは、北三陸のウニをPRするため東京へやってきました。彼の熱い想いを受けたイタリアンシェフや和食の達人が華麗な一皿に仕上げます。

取材先
制作担当

【ディレクター】山本 裕美子(ViViA)
【プロデューサー】佐々木 豊(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)