第625回『ハタハタ』
4月23日放送予定
■越前・三国港の母の味 ハタハタ

■越前・三国港の母の味 ハタハタ
古代より漁業で栄えた港町、福井県・三国町。魚屋の店先で目を引くのは、本場の越前ガニに真っ赤な甘エビ、大きな真鯛…。そんな高級食材の片隅で、浜風にそよぐ干しハタハタは町の風物詩。昼には完売してしまうほど愛され続けています。思い出すのは、昔懐かしいお母さんの味。春の小さなごちそう、ハタハタの物語をお届けします。
■郷愁を誘う晩ご飯 おばあちゃんのハタハタ料理

■郷愁を誘う晩ご飯 おばあちゃんのハタハタ料理
生のハタハタを買ってきて一夜干し。塩を軽く振ってこんがりと焼きあげれば、脂の乗った焼きハタハタ。ほかほかご飯の上で身をほぐして、醤油をぽたぽた。何杯でもおかわりしたいハタハタご飯にも。さらに、甘くて柔らかいハタハタの煮もののコツを、民宿のおばあちゃん、柴山さんに教えてもらいました。実はこの煮もの、柴山さんと家族の思い出が詰まった味だったのです。
■ハタハタ料理から紐解く 港町・三国の多彩な文化

■ハタハタ料理から紐解く 港町・三国の多彩な文化
漁師たちの知恵が活きる、三国の伝統的な食べ方があります。それが“塩炒り”と呼ばれる調理法。ハタハタを塩水だけで茹でるだけ。澄んだ身にまとう、上品な塩っ気。古来より海と共に生きてきた、三国ならではの漁師料理です。そして、港町のもう一つの側面が、かつて色街として栄えた顔。大正時代より続く料理茶屋には、豪商たちが愛した粋なハタハタ鍋がありました。ふるふるとした身に隠された、旨みの秘密とは?
■漁師の食卓に教わる保存の知恵 生ハタハタの味わい

■漁師の食卓に教わる保存の知恵 生ハタハタの味わい
底引き船の船長、舩木さん宅。定番のおかずは、ハタハタのグリル焼き。何も下味をつけてないのに、まるでバターを塗ったかのように香ばしくて甘い脂に包まれています。しかも、獲れたての生ハタハタではありません。舩木家ではある特別な方法で保存し、干物では味わえない旨みを保っていたのです。そんなハタハタを食べて育った、跡取り息子の渉さんが、この春、結婚されるそう。家族が増える喜びを噛みしめ、親子二代で出港です。漁は成功するでしょうか?
■日本海の春の宝 活魚ハタハタが彩る祝いの味

■日本海の春の宝 活魚ハタハタが彩る祝いの味
漁から帰港した舩木さん、新鮮なハタハタを急いでどこかへ届けます。地元の老舗寿司屋から、活魚の注文が入っていたのです。水揚げ後すぐ死んでしまうハタハタ、いったいどうやって運ぶのでしょう?寿司屋の大将、前田さんが握るのは、世にも珍しいハタハタの寿司。まだ食べたことのない前田さん夫妻が試食します。新鮮な握りのお味は?さらに、職人から舩木家へ、粋な祝いのサプライズが待っていました。
取材先
制作担当
【ディレクター】村田 吉廣(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)





