食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

過去の放送

第620回『にしん』

3月12日放送予定

■春を告げる魚“ニシン”!

■春を告げる魚“ニシン”!

脂がのって美味しい“ニシン”。1月から3月にかけてが漁の最盛期で、春を告げる魚として親しまれています。そんなニシンを使った料理の代表といったらやっぱり“にしん蕎麦”。食通としても知られている落語家の林家正蔵師匠に、にしん蕎麦の美味しい店を教えていただきます。しかし、どこにもにしんの姿が見当たりません。いったいどこに消えてしまったのでしょう?そこには店主の見事な工夫が秘められていました。

■北海道・石狩湾で出会った地元料理

■北海道・石狩湾で出会った地元料理

日本一の漁獲量を誇るのが、北海道・石狩湾。湾に面した小樽では鮨にして食べられます。さっぱりとした脂と、コリコリとした身は新鮮な証。足が早いため、新鮮なものを味わうことができるのは地元ならではといいます。
さらに、漁師の石田さんのお宅では、豪快な漁師料理を見せていただきます。数の子と白子が腹に入ったまま丸ごと焼く「夫婦(めおと)焼き」は漁師ならではの贅沢な味わい方。トロトロの白子とプチプチの数の子を、柔らかな身といっしょにいただきます。

■復活した“幻の数の子”

■復活した“幻の数の子”

かつて小樽には“幻”と呼ばれる数の子がありました。鮮度の良いニシンからしか作ることの出来ない極上の品だといいます。そんな幻の数の子の復活にかけているのが老舗水産加工業者の三浦さん。幻の数の子の正体は、生のまま腹から出す「生(なま)腹(はら)数の子」というものでした。本来は冷凍させて固めてから出しますが、冷凍させない生腹数の子は甘さがぐっと引き立つのです。膨大な過去の資料から発見した、復活物語に注目です。

■和食の鉄人が新鮮なニシンに挑む

■和食の鉄人が新鮮なニシンに挑む

三浦さんは、幻の数の子をある料理人に託しました。和食の鉄人、道場六三郎さんです。生のニシンを料理するのは初めてだという道場さん。試食をしてみると、普通の数の子にはない、その旨みと食感に感動。数の子はもちろん、身も白子も絶品料理に変身させます。春いっぱいの一皿を作っていただきました。極上の食材を使って見せる鉄人の流儀とは?

取材先
制作担当

【ディレクター】小泉 容子(ViViA)
【プロデューサー】高橋 司 佐々木 豊(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)