第596回『いわし』
9月19日放送予定
■栄養豊富な元祖大衆魚「いわし」

■栄養豊富な元祖大衆魚「いわし」
古くから日本人に愛されてきたいわしは日本の食卓を支えてきた代表的な魚です。いわしは一年中出回っていますが、脂がのる初夏から初秋が美味しい季節。いわしは世界でも食べられている魚で、中でも海に囲まれたイタリア・シチリア島には、沢山のいわし料理があるんです。そんな伝統料理をシチリア出身のシェフ、アントニーノさんに披露していただきます。
■いわしの名産地・大阪

■いわしの名産地・大阪
全国各地で獲れるいわしですが、昔から名産地として知られているのが大阪です。堺市にあるいわし料理の専門店「いわし舟」には、いわし料理のレパートリーが40種類もあるんです。そんな数あるいわし料理の中で、主人の村田信義さんのおすすめが、いわしの活き造り。いわしを知り尽くした主人が魅せる絶品料理をご紹介します。
■世界的デザイナー・コシノヒロコさんといわし料理

■世界的デザイナー・コシノヒロコさんといわし料理
大阪湾のいわしは、江戸時代の頃から名産品として知られていました。大量に獲れたいわしは、食べるだけではなく良質な肥料としても使われていたのです。岸和田をはじめとする泉州一帯で発展した綿花栽培には欠かせないものでした。そして食料が不足した終戦直後には、いわしは庶民の大切な栄養源となったのです。当時の事をよく知る人物がいます。岸和田で生まれ育った世界的なファッションデザイナー・コシノヒロコさんです。幼い頃コシノ家の食卓に度々登場していたという、いわし料理。その思い出の味をご本人に作って頂きます。
■復活!!岸和田のいわしの郷土料理

■復活!!岸和田のいわしの郷土料理
しかし今、岸和田の若い人達の間でいわしが食卓にあがる事は少なくなり、身近な魚ではなくなっています。そんな中、岸和田で食べられていた郷土料理を今に伝えようとする人がいます。フードプランナーである川崎利栄さんは、昔は新鮮ないわしが手に入ったら握り寿司にして食べていたといいます。川崎さんに岸和田に伝わるいわしの郷土料理を作ってもらい、その地元の若い人たちに試食してもらいました。
取材先
制作担当
【ディレクター】山本 裕美子(ViViA)
【プロデューサー】高橋 司 佐々木 豊(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)





