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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第579回『菜種油』

5月23日放送予定

■菜の花の贈り物「菜種油」

■菜の花の贈り物「菜種油」

今回の主役は、菜の花の種から搾られる「菜種油」です。古来より日本人はごま油に、椿油、大豆油など様々な油を使ってきました。中でも菜種油はクセがなく、使いやすい万能油。日本人には馴染み深く、古都・京都の豆腐店、「とようけ屋山本」でも菜種油は欠かせません。豆腐を揚げて作る大きなお揚げさんは、おばんざいでも大活躍。野菜と一緒に炊くと驚きの効果を発揮します。

■老舗油店の「菜種油」使い

■老舗油店の「菜種油」使い

200年の歴史を持つ「山中油店」では、菜種を焙煎し圧搾されたものや、圧搾後に精製したものなど、味や香りが違う4種類の菜種油があります。油問屋の6代目、浅原貴美子さんは、それぞれの油の特徴を生かし、簡単に菜種油を楽しめる家庭料理を考えました。少し加えるだけでグッと美味しくなる、油の使い方とは?さらに、菜種油を使った料理が評判の「プチレストラン ないとう」の内藤毅彦さんは、菜種油と肉の脂を合わせ、新たな旨みを生み出します。

■若き職人が搾る黄金色の「菜種油」

■若き職人が搾る黄金色の「菜種油」

油を知り尽くした浅原さんが、「概念を覆えされた!」と驚く菜種油が岩手にあります。「工房地あぶら」の小野寺伸吾さんが作るのは、菜の花畑をぎゅっと閉じ込めたような黄金色の菜種油です。国産の菜種を使い、昔ながらの方法で油を搾れるようになるまでには、小野寺さんの試行錯誤がありました。

■引き継がれる「菜種油」の味わい

■引き継がれる「菜種油」の味わい

元々、イチゴ農家だった小野寺さんが、油搾りの道に進んだきっかけ。それは、菜種農家の伊東さんと出会ったことでした。伊東さんは小野寺さんが搾った菜種油をもっと多くの人に味わってほしいと、農家仲間の菊池さんと協力して小さなレストランを開きました。菜種油を味わい尽くす、おばあちゃんならではの料理とは?どこか懐かしくて、新しい菜種油の使い方を再発見します。

取材先
制作担当

【ディレクター】三田 香織(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)