第573回『ムール貝』
4月11日放送
■彗星のごとく現れたムール貝
■彗星のごとく現れたムール貝
旬を迎える「ムール貝」が主役です。もともと日本には生息していなかった貝でした。明治時代以降、海外の船の渡来で船底についていたムール貝が日本にも繁殖していったのです。そして、フレンチやイタリアンの人気とともに、頭角を出し始めます。ムール貝が大好物の作家・開高健。鍋いっぱいのムール貝のワイン蒸しをぺろりとたいらげていました。さらに、ムール貝を味わい尽くすとっておきの楽しみも…。開高さんをも魅了したムール貝の物語を紐解きます。
■ムール貝王国・ベルギー
■ムール貝王国・ベルギー
ムール貝をこよなく愛する国・ベルギー。初出荷の日がニュースになるほど熱狂して楽しんでいます。ベルギーで修業した原田延彰シェフは、「ベルギーで食べたムール貝料理を、日本でも紹介したい」と、腕を振るいます。ムール貝の出汁とベルギービールを合わせて、クリーミーなポタージュに。ビールの苦味が後引くベルギーならではの一品です。そして、家庭でも楽しめる美食大国ベルギーの絶品ムール貝料理とは!?
■広島の新名物「ムール貝」!!
■広島の新名物「ムール貝」!!
牡蠣で有名な広島ですが…今、注目を集めているのが「ムール貝」です。牡蠣を覆って成長を妨げるため、かつては嫌われ者として見向きもされなかったムール貝。養殖車エビのエサにしかなりませんでした。しかし、転機が訪れ、人気者に急上層!逆境をチャンスに変えた人々の物語がありました。そして、家庭でも簡単に楽しめるムール貝料理を紹介!味噌汁に入れれば、貝の出汁がよく出て、磯の香りが広がります。
■イタリアンや日本料理にも!?広がるムール貝料理
■イタリアンや日本料理にも!?広がるムール貝料理
地元・広島の料理人も、ムール貝を広めたいと立ち上がりました。イタリアンシェフの増本年治さんは、ムール貝の柔らかさと甘味に惚れ込みました。地元ならではのイタリアンとは!?さらに、日本料理の世界にも!島津隆秀さんは、牡蠣の土手焼きをヒントに、ムール貝を味噌焼きに仕立てます。ムール貝の甘味と味噌のまろやかな風味が絶妙な一皿です。料理の楽しみ方が様々に広がっていきます。
取材先
制作担当
【ディレクター】阿部 賢実(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)