第532回『かまぼこ』
6月21日放送予定
■大阪で定番の“焼きかまぼこ”

■大阪で定番の“焼きかまぼこ”
かまぼこと聞いて、まず思い浮かぶのは色鮮やかな紅白の蒸しかまぼこではないでしょうか。しかし、大阪ではこんがりと茶色く焼いた“焼きかまぼこ”が一般的なんです。風味豊かで旨みたっぷりの焼きかまぼこはどんな料理にもピッタリ!さらに大阪でもう一つ忘れてはならないかまぼこが“天ぷら”と呼ばれる揚げかまぼこです。今回は独自の食文化を築き上げた大阪のかまぼこの魅力をたっぷりとご紹介します!
■こだわりの原料は高級食材“ハモ”

■こだわりの原料は高級食材“ハモ”
関西では昔から“ハモ”を使いかまぼこが作られてきました。老舗かまぼこ店・大寅蒲鉾の社長、市川知明さんは、自ら市場へ足を運んで、納得のいくものだけを買い付けます。現在ではスケソウダラのすり身を使ってかまぼこを作る店が多い中、この店では今もハモにこだわってかまぼこを作ります。また、上質なかまぼこからは出汁が出ると言い、うどんの出汁に浮かせるとふわっと風味が広がります。その特徴を活かした、家庭でも出来るお手軽料理を作って頂きました。
■イタリアンでもかまぼこ!

■イタリアンでもかまぼこ!
下江潤一シェフは、焼きかまぼこの持つ素材の旨味に注目し、イタリアン料理にかまぼこを使います。切り方一つでかまぼこの美味しさが全く変わってくるという下江シェフ。炒め料理や煮込み料理など、調理法によって切り方を変え、味の出方や風味、食感までもを変えてしまうその技を見せていただきました。
■名優・森繁久彌も愛した大阪の味

■名優・森繁久彌も愛した大阪の味
大阪では“揚げかまぼこ”も昔から馴染みのある食材。“天ぷら”の愛称で親しまれています。そんな天ぷらを使った代表的な料理がおでんです。大阪おでんの老舗・常夜燈では、毎日自家製のおでん種を作っています。実はこの店、俳優・森繁久彌さんが生前よく訪れたといいます。大阪おでんをこよなく愛した森繁さんの知られざる秘話とは?さらに、天ぷら専門の居酒屋を発見。こちらでは揚げたての天ぷらを食べることができます。ご主人が考案した30種類もの独創的なオリジナル天ぷら。そこには、先代から受け継いでいるかまぼこへの信念がありました。
取材先
制作担当
【ディレクター】山本 裕美子(ViViA)
【プロデューサー】高橋 司 佐々木 豊(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)





