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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第520回『ハマグリ』

3月22日放送予定

■春の味覚「ハマグリ」

■春の味覚「ハマグリ」

結婚式や雛祭りなど行事料理には欠かせない食材、ハマグリ。身はふっくら旨味が強く、和洋中、様々な料理に使われています。しかし今私たちが口にしているハマグリのほとんどが、海外が原産のものなんです。今回は幻となりつつある、日本古来のハマグリを守り抜く漁師をご紹介。また京都に残るハマグリにまつわる食文化に迫ります!

■春の京都で味わうハマグリ料理

■春の京都で味わうハマグリ料理

旬を重んじる京料理では、3月に入るとハマグリを使った料理は欠かせません。老舗の割烹料理「祇園 梨吉」の平岡修一さんはハマグリ使いの達人。ハマグリのおひたしやにゅうめんなど、身だけでなく出汁もたっぷり使った料理を作ってくれます。また京都では古くからハマグリが愛されてきました。お雛会で伝統的に行われる「貝あそび」ハマグリの貝がたくさん並んでますが…これをどうするのでしょう?

■復活物語…日本古来のハマグリ

■復活物語…日本古来のハマグリ

福岡県糸島市加布里。ここで採れるのは貴重な日本固有種のハマグリです。地元の漁師は「大きくて身が柔らかい」と大絶賛。しかし、実はハマグリは水質汚染に弱い生き物。2012年に絶滅危惧種に指定されています。そんな中漁師が向かったのは…山!?美味しいハマグリを育てるためには、漁師たちの地道な努力がありました。またハマグリの炊き込みご飯やフライなど、ハマグリの旨味を知り尽くした漁師ならではの料理を紹介します。

■フレンチ、イタリアンでも!

■フレンチ、イタリアンでも!

そんな復活した日本古来のハマグリを地元のシェフたちも注目しています。フレンチの森田安彦シェフはハマグリの出汁にこだわります。ハマグリを「上品な甘味がある」と言い、スープや前菜に活かします。一方イタリアンでも!髙橋基孝シェフは加布里ハマグリの虜になった一人。濃厚なハマグリの出汁を活かしたパスタやパンナコッタなど、ハマグリの贅沢な逸品の数々をお届けします。

取材先
制作担当

【ディレクター】山本 裕美子(ViViA)
【プロデューサー】加納 満 高橋 司(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)