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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第404回『大根』

12月10日放送予定

■“あまもっくら”な「ねずみ大根」

■“あまもっくら”な「ねずみ大根」

“あまもっくら”という言葉をご存知ですか?信州の方言で、辛さの中にもほのかな甘みのある味を表しています。そんな“あまもっくら”な辛味大根が長野県坂城町の「ねずみ大根」です。山に囲まれたこの地では昔から昆布やカツオ節など出汁をとる材料が手に入らず、蕎麦やうどんを食べる時には大根おろしの汁をしぼり、そこへ味噌を溶き入れ、食べてきました。絶品の郷土料理「おしぼりうどん」。辛味を調節できるすりおろし方法も必見ですよ。

■信州発 多彩な地大根料理!

■信州発 多彩な地大根料理!

南北に長い信州には異なる気候風土が育んできた様々な種類の地大根があります。赤やピンク、緑・・・色彩豊かな信州ならではの伝統野菜です。料理研究家・横山タカ子さんにそんな「地大根」を使った料理を教えて頂きました。甘みや辛みがそれぞれ違う大根の良さをいかした絶品料理をたっぷりとご紹介します!

■幻の「山口大根」 復活物語

■幻の「山口大根」 復活物語

長野県上田市でかつて「幻」と呼ばれた「山口大根」。
戦後、大根畑が次々とりんご畑に替わり、400年の歴史をもつこの大根は絶滅の危機に瀕していました。もうあの大根を味わうことはできないのか・・・。
しかしそんな中で細々と受け継がれていた「ひと握りの種」がありました。
50年間たった一人で種をとり続け、郷土の味を守った、ある男の物語。

■夫婦の絆「上野大根」の漬けこみ

■夫婦の絆「上野大根」の漬けこみ

冬の風物詩「大根干し」が始まりました。江戸時代から作られているという「上野大根」は、小さく固めの食感が漬物にぴったり!ここ諏訪市豊田上野では、ほとんどの農家がこの大根でたくあんを漬けます。冬になると雪で閉ざされる厳しい寒さのこの地域では、昔からたくあんが貴重な保存食だったのです。人々の命をつないできた大切な大根・・・今年も夫婦そろって漬け込みます。二人でまたこの作業ができることへの喜びと感謝・・・春には美味しいたくあんが出来上がります。

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】江野 夏平(テレビ朝日)