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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第360回『やまと芋』

1月15日放送予定

■とろろ今昔物語

■とろろ今昔物語

「やまと芋」は、自然薯や長芋と同じヤマノイモ科の栽培品種の一つ。見た目が銀杏の葉に似ていることから「いちょう芋」とも呼ばれています。すりおろして食べると絶品!「とろろ」は、江戸時代の文献にも見られるほど、昔から日本人に愛されてきました。山芋ならではの風味とコク、そしてなんといっても強い粘り!
「やまと芋」の魅力をねっとりたっぷりとお届けしましょう。

■実は冬が旬「やまと芋」

■実は冬が旬「やまと芋」

利根川の中流に位置する群馬県太田市は、肥沃な大地と山々がもたらす豊かな伏流水が良質の「やまと芋」を産する地。11月から始まった収穫は春先まで続き、この時期はとれたての新芋が味わえます。赤城おろしの冷たい風が吹きすさぶ中、1本1本丁寧に土の中から掘り上げる収穫作業は重労働。この道40年のベテラン農家さんに密着しました。「やまと芋」がつなぐ家族の絆。忙しい畑仕事の合間に作ってくれた、亡き母の懐かしい一品が蘇ります。

■地元の“とろろ名人”登場

■地元の“とろろ名人”登場

地元で収穫された「やまと芋」を最大限に活かしたい!と、23年前1人のお母ちゃんが立ち上がりました。「やまと芋」と言えば「麦とろ」。毎朝その日使う分だけをすり鉢ですり下ろします。味の決め手は本格的な和風出汁。手間ひまかける愛情が極上の「とろろ汁」を生み出します。さあ、あつあつのご飯にたっぷりかけて召し上がれ。

■ふわふわ薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)と江戸前寿司

■ふわふわ薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)と江戸前寿司

創業650年の老舗で出会ったまるで芸術品のような美しい「薯蕷饅頭」。実はこの饅頭の生地は「やまと芋」で作られています。職人たちが一つ一つ手作りで仕上げる絶品。代々受け継がれてきた秘伝の技をとくとご覧下さい。
さらに銀座の江戸前寿司にも「やまと芋」は欠かせない存在。寿司屋で「芋」?
親子三代に渡って受け継がれてきた、思わず笑顔がこぼれる逸品とは・・・。

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)