第319回『青海苔』
3月27日放送予定
■清流・四万十川に春を告げる青海苔

■清流・四万十川に春を告げる青海苔
日本最後の清流といわれる四万十川。この清らかな川の流れに、いち早く春の訪れを告げるのが青海苔です。四万十川は天然の青海苔の約80%が採れる一大産地。淡水と海水が交わる河口の汽水域で育ちます。早春、川漁師たちは、こぞって青海苔を採り、よく洗って河原で天日干しします。青空の下、太陽の光をいっぱい浴びて輝く青海苔の風景は、まさに四万十川の風物詩です。
■青海苔と土筆(つくし)の料理!? 四万十川の食材が一皿の中で出会う

■青海苔と土筆(つくし)の料理!? 四万十川の食材が一皿の中で出会う
四万十川の食材にこだわった料理で名高い「召膳さんげつ」の上原仁さんは、意外な青海苔の料理を生み出しています。「食材は自らの眼で確かめる」という上原さんが四万十川の土手で摘んだのは、春、ちょこんと顔を出した可愛らしい土筆。なんとこの土筆を青海苔と合わせて料理にするのです。他にも春、青海苔を食べて育つチヌ(黒鯛)、川海老などの取り合わせで斬新な青海苔料理に挑戦!四万十川の豊かな自然を料理に表現するという上原さん。一体どんな料理が生みだされるのでしょうか?
■栄養価も高い、香りのスパイス

■栄養価も高い、香りのスパイス
青海苔は私たちに馴染み深い食材。焼きそばやお好み焼きなどにふりかけ「香りのスパイス」として食卓で大活躍しています。実はこの青海苔、ミネラルやビタミンが豊富で栄養価が高い食材。江戸時代、漢方薬代わりに使われていたという七味唐辛子にも健胃・整腸作用が期待され、取り入れられてきました。栄養たっぷりの青海苔は、まさに豊かな川の恵みです。
■春満開!眼にも鮮やかな青海苔イタリアン

■春満開!眼にも鮮やかな青海苔イタリアン
オリジナリティあふれるイタリア料理で評判の「リストランテ濱
」の濱崎龍一さんは、四万十川から初摘みの青海苔が届くのを心待ちにしています。「青海苔は生クリームやオリーブオイルとの相性も良く、イタリアンにピッタリ!」という濱崎さん。青海苔を取り入れて、眼にも鮮やかな極上イタリアンを生み出します。
取材先
制作担当
【ディレクター】植田 裕久(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)





