第316回『タカアシガニ』
3月6日放送
■駿河湾が育む世界最大のカニ
■駿河湾が育む世界最大のカニ
富士山のふもと駿河湾の深海で獲れる「タカアシガニ」。英名はジャパニーズ・
ジャイアント・クラブ!大きいものだとハサミ足が3メートルを超えることもあり「世界最大のカニ」として知られています。資源保護のため漁期は9月~5月半ばまで。底引き網漁が盛んな西伊豆の戸田(へだ)漁港にはこの時期たくさんのタカアシガニが揚がります。日本一の富士山と駿河湾が育む絶品タカアシガニを求めて、いざ西伊豆へ!
■絶品!タカアシガニ料理
■絶品!タカアシガニ料理
戸田はまさに「カニの町」。人々は古くから水揚げされていたタカアシガニをさらに美味しく食べようと、工夫に工夫を重ねてきました。一番美味しい食べ方はもちろん「蒸かしガニ」。ほのかな甘味と潮の香りがたまりません。シンプルな食べ方だからこそカニの状態を見極める店の主人の目利きが肝心な一品。さらにもっと手軽にカニを食べてほしいと、地元のお母さんたちが様々なアイデア料理を繰り広げます。
■魔除けの面
■魔除けの面
メンガニという別名を持つタカアシガニ。その甲羅は見れば見るほど人の顔のように見えてきます。その甲羅に絵を描きこしらえたお面は、昔から子供たちを守る「魔除けの面」として戸口に飾られてきました。怖い鬼の顔があれば邪悪なものが恐れをなして家に入ってこない・・・戸田で信じられてきた古い風習を紹介します。
■子供たちに託す未来
■子供たちに託す未来
「昔は1日に100も200も獲れたんだけどね」タカアシガニの水揚げは年々減ってきていると漁師たちは言います。戸田では数年前から町の商工会と子供たちが中心となって、卵を持ったお母さんガニを保護し、禁漁とともに海へ放流する活動をすすめてきました。放流は今、子供たちが町の未来を考えるきっかけともなっています。みんなの願いは一つ「子供たちが大きくなってもカニがたくさん獲れますように」
取材先
制作担当
【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)