食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第304回『キンキ』

12月5日放送予定

■めでたい魚・キンキ

■めでたい魚・キンキ

この時期、恋しいホッカホカの煮付け料理。中でも料理人が絶賛するのが「キンキ」です。とろーり濃厚な脂を蓄えたキンキは「赤い宝石」と呼ばれるほど美味しい魚。そんなキンキ、実は「キチジ(吉次)」が正式名称なんです。朱赤色の体がめでたい吉兆である、という意味から名づけられたとか。今、まさに旬を迎えるキンキ。今回は幸せを運ぶキンキの世界に迫ります。

■冬の太平洋からの贈り物

■冬の太平洋からの贈り物

全国有数のキンキの水揚げ量を誇る宮城県・石巻市を訪れました。「漁を終えたらまず、神棚にキンキを供える」という漁師歴50年の漁師さんのお宅では、キンキの味を知り尽くした港町ならではの料理がいっぱい。定番の煮付け料理だって普通とは違う味付けに。一度は食べたいキンキ料理をご紹介します。

■キンキに魅せられて…

■キンキに魅せられて…

仙台では、キンキに魅せられた料理人と出会いました。創業明治40年の老舗料亭で料理長を務める彼がこだわるのは、キンキの干物。自ら干した干物を火にかければ、そこには驚きの光景が…。これをみれば干物の概念が覆ります。さらに漁師も生唾を飲むというキンキの肝も登場、フォアグラにも匹敵する極上の味です。絶品料理の数々をとくとご覧頂きます。

■江戸時代の食通をうならせた古のキンキ料理

■江戸時代の食通をうならせた古のキンキ料理

塩の神様を祭っている宮城県の盬竈神社。江戸時代、この神社は全国から参詣客が訪れる旅の人気スポットでした。参詣客のお目当て…それは神社がもてなす豪華料理でした。そのメインディッシュがキンキだったと言われています。今回、郷土料理を研究している料理人と共に当時の料理の再現に挑戦。江戸時代の食通をうならせた、250年前の味がよみがえります。

取材先
制作担当

【ディレクター】金澤 佑太(ViViA)
【プロデューサー】加納 満 (ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)