第279回『ソース』
6月13日放送予定
■憧れの西洋の味 ソース

■憧れの西洋の味 ソース
明治時代、文明開化によって日本に出回るようになったソース。コロッケ、トンカツなどの洋食の人気とともに全国に広まったソースは、人々の憧れの味でした。現在では、とろみのあるトンカツソースや甘みの強いお好み焼きソースなど、様々なソースがありますが、元は全部ウスターソースなんです!でも、ソースって一体何から出来ているのでしょう?今回は、ソースの歴史とその魅力に迫ります。
■思い出のソース

■思い出のソース
お好み焼き、たこ焼きに串かつ。関西の食にソースは欠かせません。その関西でソースが愛されるようになったのには訳がありました。戦前の京都で人気だったのが、ソースのたっぷりかかったおやつ「一銭洋食」。これはお好み焼きの元祖とも言われています。洋食が高嶺の花だった時代、一銭で買える「洋食」が子どもたちにとびきりの贅沢気分を味あわせてくれたのです。そして戦後、大阪の焼け野原で、鉄板から漂うソースの香ばしい香りに長蛇の行列が出来ます。それが、今では大阪名物「お好み焼き」。人々を元気付けたソースの物語を紐解きます。
■ソースはどこからやってきた?

■ソースはどこからやってきた?
ソースの生まれ故郷、イギリス。しかし、イギリスのソースの味は日本とまったく別物だそうです。日本よりスパイシーで辛味の強い本場のソースは、使い方も一味違います。日本では食卓で料理にかけますが、イギリスでは料理の下ごしらえに使うのです。そして、ソースが生まれた歴史には、なんとアジアとの深いつながりがありました・・・。
■究極のソース発見!

■究極のソース発見!
日本にやってきたソースは、日本人の口に合うように独自の発展を遂げていきます。東京の下町で大正時代からソースを作り続けるトキハソースで見つけたのは、大量の野菜!イギリスのものと比べ、日本のソースのまろやかな味わいは、野菜の味が決め手だったのです。野菜とスパイスの凝縮したソースは、かけるだけではもったいない!ソースは味付けの強い味方です。ソースを食べて育ったというトキハの皆さんが作る、自慢のソース料理をご覧ください。
取材先
制作担当
【ディレクター】下高呂 佳子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)





