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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第272回『わかめ』

4月25日放送予定

■ゆらり、ゆら~り

■ゆらり、ゆら~り

潮のうねりに身をゆだね、太陽の光をあびてキラキラ光るわかめ。春の海には神々しいほどに美しい安らぎの森がありました。わかめは、およそ2億年前に生まれたと言われ、日本人は先史時代から、この海の草を大切に食べてきました。わかめは、毎年夏に枯れ、秋から冬にかけて荒々しい海の底でたくましく育つのです。今回は驚きのわかめの世界をご紹介します。

■天然わかめの竿刈り名人

■天然わかめの竿刈り名人

山口県萩市から船で約1時間。見島には、天然わかめの竿刈名人がいました。およそ400年前から伝わる伝統漁法。御年79歳と83歳になる吉川さんの兄弟舟をおいました。天然ものは、今や国産の5%にもみたない貴重なもの。萩の人々の暮らしをずっと支えたわかめは、あの吉田松陰もこよなく愛しました。松下村塾の塾生と松陰を結ぶ固い絆・・・彼らは、どんな風にわかめを食べたのでしょうか?

■極上のわかめ料理

■極上のわかめ料理

わかめは捨てるところがありません!葉・茎・メカブ、すべて美味しく食べられます。シャキシャキ、コリコリ、トロトロ・・・、食感の違いも楽しめます。栄養バランスも抜群!もっともっと調理法を広げてたくさん食べたいものですよね。巻いて、揚げて、刻んで、蒸して・・・。次々と繰り出す料理人たちの巧みな技をぜひご覧下さい。

■わかめよ!永遠に・・・

■わかめよ!永遠に・・・

宮城県・女川町は、ニッポンのわかめ養殖発祥の地。ここを起点にわかめの普及に人生をかけたのが大槻洋四郎さんでした。大槻さんは、天然わかめが豊富で、まだ海にわかめ畑を拓くなど誰も考えなかった時代に、なんと、わかめのとれない中国で、養殖技術を確立しました。「海に潤いを!ニッポンの海藻文化に永遠の光を!」国境を超え、命がけでわかめ作りに奔走した大槻さんの心温まる物語を綴ります。

取材先
制作担当

【ディレクター】伊藤 浩子(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)