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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第265回『豆板醤(とうばんじゃん)』

3月7日放送予定

■四川省から来たピリっと辛い「豆板醤」

■四川省から来たピリっと辛い「豆板醤」

ピリッと辛い麻婆豆腐やエビチリは、私たちにもお馴染みの家庭料理。癖になるピリ辛な旨み、そしてまっ赤な彩りが食卓を華やかにしてくれます。この辛さでおなじみ、四川料理に欠かせない調味料が今回の主役、「豆板醤」です。中国・四川料理に欠かせない豆板醤が日本に広まった歴史には、愛情のこもった秘話がありました。

■鉄人 陳建一の父が広めた豆板醤

■鉄人 陳建一の父が広めた豆板醤

中華の鉄人として知られる「四川飯店」シェフ・陳建一さんの父、陳建民さんは日本に四川料理を広めた有名な料理人でした。四川料理にとっては味の要ともいわれる豆板醤。食材を輸入できない時代、陳建民さんは四川の味を食べてもらうために自ら日本人の味覚に合ったオリジナルの豆板醤を作り、麻婆豆腐やエビチリを日本に広めたのです。今ではおなじみの豆板醤も当初は受け入れられず、ある工夫が重ねられました。日本人に向けて作られた豆板醤の誕生秘話とは?豪華四川料理と共に、陳建一さんに伺います!

■味噌文化が結んだ新たな出会い

■味噌文化が結んだ新たな出会い

陳建民さんによって日本に広められた豆板醤。その活躍の場は、今や和食へも広がっています。そら豆を発酵させ、唐辛子とあわせて熟成させる豆板醤。ピリッとした辛さの中にも、日本人が慣れ親しんだ“味噌”と同じく発酵食品独特の深い旨みがあふれます。味噌の特徴を熟知した和食のプロである「喜多おか」のご主人が、四川で生まれた豆板醤を使い、割烹の味に仕立てる技は、なんともお見事!

■秋田県産 お母さんたちの手作り豆板醤

■秋田県産 お母さんたちの手作り豆板醤

日本で唯一、全て手作りで豆板醤を作っている場所が秋田県三種町にありました。豆板醤を一生懸命に作っているのは、なんと農家のお母さんたちでした。そら豆農家の主婦が集まって作る豆板醤は、“日本の主婦目線”のやさしい味わい。辛さ控えめの豆板醤「まごころ豆板醤」に施された主婦たちならではの工夫とは・・・。今では巷で大評判、この「まごころ豆板醤」を作るお母さんたちに、家庭で簡単に出来る豆板醤料理を教えていただきました。プロが伝授するコツであなたも今日から豆板醤名人に!?四川省で生まれた豆板醤は、今もなお日本の味わいへと進化し続けています。知られざる豆板醤の魅力をお見逃しなく。

取材先
制作担当

【ディレクター】瀬戸 優(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)