第210回『たらこ』
1月26日放送予定
■北海の珠玉、スケトウダラの贈りもの・・・

■北海の珠玉、スケトウダラの贈りもの・・・
厳寒の北海道、日本海。氷点下5度の海で最盛期を迎える伝統のスケトウダラ漁。この魚の最大の魅力は何と言っても淡いピンク色に粒立つ「たらこ」。スケトウダラの魚卵は「真子」と呼ばれ、その真子を塩漬けしたものが「たらこ」なのです。最高級のたらこを獲るために北海道・乙部町では、他の地域で主流となっている網を使った漁ではなく延縄漁という伝統的な釣り漁を行っています。この漁の難しさは、潮の流れが速い日本海側で、個々の漁師がそれぞれに延縄を仕掛けた場合、延縄が絡んでしまう可能性が高いこと。したがって、漁師全員のチームワークが不可欠なのです。乙部町では、45隻の船で漁を行います。まとめているのは、船団長の松崎さん。魚群探知機を見ながら慎重にスケトウダラのいる場所を見極めます。そして魚影が見えた瞬間・・・松崎さんの掛け声で、45隻の船が一斉動き出します。一体どのような漁なのでしょうか?また、鮮度を保つために乙部町のチームワークは漁だけでなく、陸に上がってからたらこに加工するまで続きます。そして、漁師の奥さんたちによる料理・・・まさに乙部の宝「たらこ」を余すところなく料理します。
■博多で生まれた明太子物語

■博多で生まれた明太子物語
たらこを使った忘れてはいけない加工品、辛子明太子。その本場と言えば、福岡県の博多です。一体なぜ北の地で獲れる食材が福岡でブレイクしたのか・・・?そこには、一人の貴い精神をもった男の物語がありました。その始まりは創業昭和23年、今では立派な店舗となった辛子明太子屋「ふくや」です。その創業者の川原俊夫さん。韓国の釜山で育った彼が、日本に戻ったとき韓国の漬物文化を福岡にもたらしたのです。そして試行錯誤の末、日本に合った味に改良して売り始めました。やがて博多は明太子の本場に発展しますが、実はそこに創業者の家族も驚く秘められた物語がありました。さて、その物語とは・・・??
■たらこと言えば・・・

■たらこと言えば・・・
おなじみのスパゲティ!!東京の目黒駅近くにあるスパゲティ専門店「ダン」。このお店では、たらこが入ったスパゲティのメニューが数十種類もあります。たらこ一筋30年のご主人に、究極のたらこスパゲティを作ってもらいました。一方、あつあつのご飯に、焼きたらこを入れ、のりを巻くだけのシンプルな料理・・・おにぎり。東京・浅草では昭和29年創業の東京で一番古いおにぎり専門店「宿六」をご紹介します。一つ一つに愛情を込めて丁寧に握る女将さんのおにぎりは、どこか懐かしいお母さんの味・・・。
取材先
制作担当
【ディレクター】乙黒 剛士(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)





