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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第178回『マッシュルーム』

5月26日放送予定

■世界三大食用キノコのひとつ!

■世界三大食用キノコのひとつ!

中国のフクロタケ、日本のシイタケと並んで、世界三大食用キノコのひとつ・・・「マッシュルーム」。世界中どんな料理にも欠かせない食材です。マッシュルームには、人類と共に世界を股にかけた意外な歴史がありました。古代ローマ、食いしん坊の貴族たちは、野生のマッシュルームを求め、今のフランスあたりまで使者を送って集めさせたと言われています。グルメにして大食漢だったローマ人の食卓にはどんなマッシュルーム料理が出されたのか・・・?今回はローマから日本に到るその長い旅物語を紐解きます。

■マッシュルーム栽培発祥の地・・・瓢箪(ひょうたん)から駒の大発見!

■マッシュルーム栽培発祥の地・・・瓢箪(ひょうたん)から駒の大発見!

17世紀初頭、メロン栽培が盛んだったフランス・パリ。当時メロン栽培には、農耕馬の糞尿と敷き藁を発酵させた土壌が使われていました。そこに、突然白い姿を現したのがマッシュルームでした。すぐさま栽培法が研究され、人の手で生産が出来るようになったのです。そして今や、フレンチにとってなくてはならない食材になりました。

■日本に広めたマッシュルーム栽培の父・・・

■日本に広めたマッシュルーム栽培の父・・・

ヨーロッパ全土に広がったマッシュルームはアメリカへ渡ります。そして日本にマッシュルームを普及させたのは、「キノコ栽培の父」とも呼ばれた森本彦三郎氏。アメリカで17年間栽培方法を学んできた森本氏は大正11年、日本で初めてマッシュルーム栽培を成功させました。当時の森本氏の苦労をご子息が語ってくれました。そして日本で初めて作られたマッシュルーム料理を紹介します。

■目が離せないマッシュルーム栽培!

■目が離せないマッシュルーム栽培!

マッシュルーム栽培が盛んな千葉県・旭市。「マッシュルームは、赤ちゃんを育てるような感じ」と語るのは、20年以上この地で栽培に取り組んできた伊藤さん親子。収穫できるまでの一ヶ月間、少しでも温度や湿度の調節を誤ると成長しないマッシュルーム。片時も目が離せません。そして、愛情を込めて育てたマッシュルームで地元ならではの料理を作ってもらいました。「お味噌汁」「酢の物」「炊き込みご飯」・・・洋食のイメージがあるマッシュルームが見事な和食に生まれ変わります。

取材先
制作担当

【ディレクター】 乙黒 剛士(ViViA)
【プロデューサー】 加納 満(ViViA)
【プロデューサー】 高階 秀之(テレビ朝日)