食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第163回『讃岐うどん』

2月10日放送予定

■日本一のうどん王国

■日本一のうどん王国

香川といえば・・・さぬきうどん。香川は、うどんの生産量、一人あたり消費量ともに
日本一! まさにうどんの国です。
お見合い、結婚式、法事と行事ごとにはうどんが欠かせず、
3人集まればうどんを食べると言われています。
食べ方も様々。かけうどん、醤油うどん、釜揚げうどん、釜玉うどん、たらいうどん など
どうしたらうどんを美味しく食べられるかといろいろな工夫が重ねられてきました。
今回は、“さぬきうどん”の熱い世界にご案内します。

■弘法大師 空海の時代より続く麺

■弘法大師 空海の時代より続く麺

なぜ、香川でうどんがこれほど親しまれているのか?
そのなぞを解く鍵は空海にあるそうです。香川は空海の生まれ故郷。
香川の人々の間では、空海がうどんの製法を故郷に伝えたといわれているのです。 
香川は雨が少なく、米の栽培が難しい土地でした。 そこで、人々の糧として作られてきたのが、小麦。 乾燥した土地でよく育つ小麦は、古くから貴重な食料でした。
空海が伝えたうどんの製法は、皮の硬い小麦をつるつるとのど越しよく食べられる
ありがたい知恵として、香川の人々に広まっていったのです。
空海の時代から続く、昔ながらのうどん作りを見せていただきます。

■受け継がれる技

■受け継がれる技

今回、番組ではうどん作りを修行中の方に密着しました。
うどん作りが始まるのは、朝5時。全て手作業でうどんが作られていきます。
小麦粉と水・塩の配合、こね方、足踏み、麺切りにいたるまで、
一つ一つの工程全てにコシの強いうどんを作るための秘訣が隠されていました。
一人前のうどん職人への道は最低3年もかかるといいます。
親方から受け継がれる、さぬきうどんの伝統の技。
そこには、おいしいうどんを人々へ届けたいという熱い思いが込められています。

■おもてなしにはうどん

■おもてなしにはうどん

四国八十八箇所を巡るお遍路の旅。香川は、その旅の最終地です。
香川では、お遍路さん達に無料で食べ物や飲み物を差し上げる《お接待》という風習が
あります。お接待では、その家で作ったうどんがよくだされてきました。
長旅で疲れた体を癒してくれるうどん。温かなもてなしの心とともに 
さぬきうどんは、全国へと伝えられていったのです。
香川に根づく「さぬきうどん」。
コシの強さに秘められたうどんの奥深い歴史の物語をご堪能下さい!!

取材先
制作担当

【ディレクター】 椎葉 百合子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】 土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】 高階 秀之(テレビ朝日)