第148回『戻りカツオ』
10月14日放送
★秋の贅沢! 戻りカツオ
★秋の贅沢! 戻りカツオ
カツオの旬は1年に2度、春と秋です。春4月から6月にかけて九州から三陸沖まで北上するカツオを「初カツオ」といい、秋9月中旬から三陸沖でUターンして、南下しはじめるカツオを「戻りカツオ」といいます。特に戻りカツオは、脂の乗りがいいことから初カツオよりもおいしいとされ、近年では人気が急上昇です。
★戻りカツオ大漁~気仙沼~
★戻りカツオ大漁~気仙沼~
宮城県気仙沼漁港は、生鮮戻りカツオの水揚げ日本一を誇ります。戻りカツオの時期になると、全国各地からカツオ船がこぞって気仙沼に集まります。港に船が着くと、続々と戻りカツオたちが運ばれていきます。港が戻りカツオたちで溢れかえり、一気に港が活気づきました。ちなみに、戻りカツオの中でも一番おいしいとされるのは、重さが3キロ~4キロのもの。充分に脂を蓄えたカツオを見定めるため、仲買人たちの目は真剣です。
★食べつくし戻りカツオ
★食べつくし戻りカツオ
カツオを余すことなく食べる気仙沼。地元ならではの戻りカツオ料理の数々が登場します。市内にある老舗の寿司屋“寿ゑ泰鮨”のご主人は、戻りカツオのさばき方を教える料理教室を開くほど、戻りカツオに情熱をかける気仙沼市民の一人です。ご主人が自信をもってお客さんに出しているという渾身の一品“ハラスの握り”は、まるでマグロのトロを彷彿とさせる極上の旨み…
★まごころ家庭料理
★まごころ家庭料理
気仙沼魚市場を目の前に眺め、その日捕れた新鮮な魚を売っている磯屋水産。カツオの時期になると、ここの女将さんは毎日カツオを料理する、いわばカツオ料理の名人!家庭料理では戻りカツオをどう料理しているか?教えて頂きました。戻りカツオを一匹丸ごとさばく女将さんが、余ってしまったカツオを1週間ほどもたせる保存法や、小さいお子さんが喜ぶおかずまで、戻りカツオのおいしさを存分に引き出した料理の数々を披露します。
今週のおすすめレシピ
今週のおすすめレシピ
【手こね寿司】
家庭でも簡単に作れる漁師料理!
~彩り鮮やかな一品が食欲をそそります~
1.酢・塩(A)を混ぜ合わせておきます。
2.Bを鍋に入れ、火がとおるまで煮詰めます。
3.カツオは、削ぎ切りにして食べやすい大きさに。
4.煮詰まった(B)のあら熱をとり、カツオを漬け込みます。
冷蔵庫に30分ほど入れ、完全に冷まします。
5.炊き上がったごはんの中に、(B)を入れ、お釜の中で数分蒸らします。 ※この時、(B)からカツオを取り出し、汁だけをお釜に入れてください
6.蒸らしたごはんをすし桶に移してAを入れ、切るように混ぜます。
7.ごはんが冷めてきたら、カツオを入れ、手でまんべんなく混ぜ合わせます。
<仕上げ>
8.みじん切りにした大葉・紅しょうがをごはんの上に散らせばできあがりです。
<材料(4人分)>
●カツオ 500g~600g
●お米 3合
(A)
●酢 60cc
●塩 少々
(B)
●濃い口しょうゆ 100cc
●みりん 少々
●砂糖 30g
●大葉 適量
●紅しょうが 適量
取材先
制作担当
【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)