食彩の王国｜テレビ朝日

第145回『牛タン』

9月23日放送

★焼き肉界の1番バッター

焼肉店で「とりあえずビール」とともに真っ先に注文されるお肉といえば、「タン塩」。「真っ先に」という理由は網目にタレの焦げ目が出来る前に焼かなくてはならない、というだけではありません。牛タンは繊維質に富んでおり、肉質が硬く、脂肪分が少ないサッパリ系なので、濃厚なカルビの後では、その美味しさを発揮できないなのです。また、「タン塩」の最高のパートナーとして欠かせないのが「レモンのタレ」。いまや夫婦のよう存在の「タン塩」と「レモンのタレ」、その馴れ初めとは…

★牛タンのフランス料理

ヨーロッパでは昔から牛は貴重な食料であったため、頭から尾まで無駄なく食べていました。その中でも牛タンはポピュラーな食材で１４世紀の頃に書かれたフランスの料理書にも牛タンを使った料理が登場しています。美食の国フランスでは牛タンはどのようにして食べられているのでしょうか。フランス料理の第一人者であるアンドレ･パッションさんにフランスの牛タン料理を作っていただきました。

★街を歩けば牛タン屋にぶつかる

仙台には牛タン専門店だけでも約50軒あり、牛タン以外のメニューを置く店も合わせれば軽く200軒は超えます。また仙台駅、空港のお土産コーナーにも牛タンがたくさん並んでおり、「牛タン」は仙台名物として確固たる地位を築いています。　そもそもなぜ牛タンは仙台の名物となっているのでしょうか。「牛タンの塩焼き」、「麦飯」、「テールスープ」。この黄金の３点セットが生まれたのが仙台だからなのです。その誕生秘話とは…

★牛タンに魅せられて

現在は東京でも様々な牛タン料理が楽しめます。「牛タンしゃぶしゃぶ」「牛タンステーキ」
「牛タンのスープを使ったお茶漬け」。“牛タン”に魅せられた人々が織り成す料理には、いつの時代にもこだわりと愛情がこもっているのです。

取材先

制作担当

【ディレクター】生越明美（ＶｉＶｉＡ）
【プロデューサー】加納満（ＶｉＶｉＡ）
【プロデューサー】高階秀之（テレビ朝日）