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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第142回『韓国 キムチ』

8月26日放送

★キムチは、韓国人の魂!

★キムチは、韓国人の魂!

韓国の人々の食卓に1年中欠かすことのできない不動の食材=『キムチ』!韓国では、発酵した“漬物”全般を『キムチ』と呼びます。中でも、唐辛子の入った真っ赤な『キムチ』は、なんと200種類もあります!最も食べられているキムチの王様『ペチュキムチ』は、日本で作られるものに比べて発酵度合いが強く、濃厚なコクとまろやかな甘み、サッパリした酸味が特徴です。手軽に味わえる【和の食材】との融合も紹介します。

★味の決め手は、ヤンニョム!

★味の決め手は、ヤンニョム!

韓国のキムチの味には、果てしない奥行きと広がりがあります。それもそのはず、薬味には20種類以上の食材が使われます。大根、細ネギ、玉ネギ、ニンニク、ニラ、生姜、セリ…。梨やリンゴ、栗、胡桃、銀杏、ナツメ、ゴマ、松の実。海産物も欠かせません。タンパク質やカルシウム、アミノ酸を豊富に含む、生ガキ、エビ、イカ、アミの塩辛、イワシのエキス、イシモチ…。「山の幸」と「海の幸」がとけあい熟成発酵して、キムチは初めて不思議な旨みのハーモニーを奏でます。

★理想的な健康食品!

★理想的な健康食品!

“酵の芸術品”と称えられる秘密…。それは「乳酸菌」のチカラ!ヨーグルトの4倍もの乳酸菌を含み、体内のコレステロール値も下げてくれます。近年の研究で、キムチは、乳酸発酵で本来はないビタミン類まで生み出される“理想的な健康食”であると言われています。韓国人の底力は、乳酸菌が生きているこの漬物にあります。いったい、その誕生にはどんな物語があったのでしょうか?

★なぜキムチは生まれたのか?

★なぜキムチは生まれたのか?

野菜王国KOREA“韓国人は、野菜を世界一食べる”と言われています。キムチの発達は、この国の農耕文化と切り離しては語れません。季節の変動がめまぐるしい韓国。昔から人々は食糧の保存に、頭を悩ませてきました。太陽が照りつける暑い夏…。冬はシベリアの寒波が流れ込みます。雪に覆われ、農地は凍結し、人々は厳しい長い冬を乗り越えねばなりませんでした。韓国の人々が産みだした食の最高傑作=『キムチ』をみつめます。

今週のおすすめレシピ

今週のおすすめレシピ

手軽で簡単。豚肉とキムチの相性は抜群!ご飯が進みます。
酸っぱくなったキムチを使うのが美味しくするコツです。

材料(4人分)

白菜キムチ(キムチ汁を必ず使います) ・・・・・400g
豚のバラ肉・・・・400g
ネギ・・・・・・・1束
砂糖・・・・・・・大さじ1
しょうゆ・・・・・大さじ1
ゴマ油・・・・・・大さじ3
水・・・・・・・・1/2カップ


1.キムチはザク切りに、豚肉は5ミリ程の厚さに切り、ネギは適当な大きさに刻んでおく。
2.熱したフライパンにゴマ油を入れ、豚肉を炒める。
3.白菜キムチを加え、香ばしくなるまで炒める。
4.砂糖、しょうゆ、水、キムチ汁を加え、水分が半分くらいになるまで煮詰める。
5.最後にネギをちらして出来上がり。

取材先
制作担当

【ディレクター】伊藤 浩子(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)