食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

過去の放送

第139回『はるさめ』

8月5日放送予定

★女性に人気のヘルシーフード

★女性に人気のヘルシーフード

“まるで春の雨のようだ”―― その昔、中国から渡ってきた美しい食材に、日本人は“はるさめ”と名付けました。美しいものは女性を虜にしてしまうのが世の常。低カロリーで消化がよく、ヘルシー。その上、美しいはるさめは、今や女性に大人気!その魅力をたっぷりお届けします。

★暴かれるはるさめの正体!

★暴かれるはるさめの正体!

そのままだと硬くて、ゆでると滑らかな食感になるはるさめ。一体何で出来ているのかご存知ですか?答えはデンプン。6世紀頃、中国で生まれたはるさめは、緑豆のデンプンを抽出して作られました。スープの味を吸い込み、つるりとした食感を演出するはるさめ。滑らかな歯ざわりを好む中国の人にとって、はるさめはどこの家庭にもある庶民的なものであると同時に、極上の食感が味わえる高貴な食材でもあるのです。
「広い中国で南から北まで食べられている食材は、はるさめぐらいだろう」と、中華料理の名店のシェフが自慢のはるさめ料理を振舞います。

★アジアを制すはるさめの魅力

★アジアを制すはるさめの魅力

はるさめの魅力は留まることなく、アジア各地に広がります。韓国では、誕生日にはチャプチェというはるさめ料理を食べます。小麦粉の麺よりも長くて切れにくいはるさめは、長生きできますように、という願いが込められているのです。
熱帯のタイでは、のど越し爽やかなはるさめは、蒸したり、揚げたり、多彩に料理されます。スパイスをふんだんに使ったはるさめ料理さえあれば、暑さなんて何のその!

★日本産のはるさめを!

★日本産のはるさめを!

日本にはるさめが伝わったのは鎌倉時代。しかし、昭和12年まで中国からの輸入品のものばかりでした。“はるさめを日本で作り、もっと多くの人に食べてもらいたい”と立ち上がった奈良県桜井の一人の男。とは言え、緑豆が取れない日本ではるさめを作ることは、容易なことではありませんでした。失敗を繰り返し、3年もの歳月を経て、ようやく完成に至った国産はるさめ。その成功の鍵を握ったのは、同じ奈良県桜井の特産物だったのです。一体、その特産物とは・・・・・・?

★暑中お見舞い申し上げます

★暑中お見舞い申し上げます

日本ではるさめが誕生し、それ以来はるさめは、和の食材となりました。和食ならではの彩り豊かなはるさめ料理の数々。「食彩の王国」からの暑中見舞い、清涼感たっぷりのはるさめ料理をお楽しみください。

取材先
制作担当

【ディレクター】椎葉 百合子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道 那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)