第138回『フカヒレ~鮫~』
7月29日放送予定
★不老長寿を叶える「奇跡の食材」!

★不老長寿を叶える「奇跡の食材」!
フカヒレの歴史は400年。中国の医食同源文化のもと、ツバメの巣、干しアワビと肩を並べる『最高級珍味』としてその地位を確立しました。最古の記録は明代16世紀末。「満漢全席」の豪華絢爛な宴の記録にもたびたび登場!健康と美貌と若さを保つ奇跡の食材…民が皇帝に捧げた献上品でした。しかし、なぜ中国人は〝鮫のヒレ〟という、かくも不思議な食材を生み出したのでしょうか? 魅惑の食材=フカヒレの秘密に迫ります。
★フカヒレは、なぜ高価なの?

★フカヒレは、なぜ高価なの?
1匹のサメからとれるヒレは、背ビレ、胸ビレ、尾ビレ…数が限られます。その捕獲は「マグロの延縄漁」で混獲されるものが主流。供給が安定しないうえ、ヒレの加工には、非常に手間のかかる難しい技術が要求されます。日本のサメの水揚げ日本一を誇る気仙沼では、古く江戸時代からその技術が磨かれてきました。
★フカヒレには、味がない??

★フカヒレには、味がない??
実は、フカヒレそのものには何も味がありません!すべては、料理人のつくるスープが味の決め手となります。『おいしい店かどうかは、フカヒレを食べればわかる!』フカヒレは一流料理店の顔であり、店の看板になる重要な存在。至極の名菜ができあがるまでの、長い、長い工程を追いかけました。
★サメの命を大切にいただく・・・

★サメの命を大切にいただく・・・
遥か4億年前に地球上に出現し、驚異的な進化を遂げたサメ。サメは1億年前からその姿を変えていないと言います。サメを「ワニ」の愛称で呼び、尊い恵みとして受け継ぐ広島県・山間部の人々。「ヒレ」だけが一人歩きしてはならない…。サメと関わる人々は、皆そう言います。1ヶ月以上の航海をへてサメを水揚げする漁師、4ヶ月もかけてヒレを加工する職人。忘れられている大切な食の原点をみつめたいと思います。
取材先
制作担当
【ディレクター】伊藤 浩子(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)





