第133回『マヨネーズ』
6月24日放送予定
★伝来以来わずか一世紀 ~万能調味料マヨネーズ ~

★伝来以来わずか一世紀 ~万能調味料マヨネーズ ~
豊かなコクと酸味で食材の味を引き立ててくれるマヨネーズ。和食・洋食・中華料理、どんな食材とも相性が良く使い勝手の良いマヨネーズですが、その原料は玉子と酢と油だけ。このシンプルな調味料はどのようにして生まれ、世界に広がっていったのでしょうか?そして日本人はマヨネーズとどんな出会いを果たしたのでしょうか?今回は私たちに身近な万能調味料・マヨネーズの王国へご案内します。
★母から娘へ フランス・受け継がれる家庭の味

★母から娘へ フランス・受け継がれる家庭の味
今ではどこでも手軽に手に入るマヨネーズですが、実は元々ヨーロッパのローカルな調味料だったといいます。中でもマヨネーズの故郷とされるのがフランス。フランスではどこの家庭でもマヨネーズは家で手作りするソースなのだとか。ニンニクを加えたり、カレー粉やハーブを加えてみたり…。味付けも使い方もその家によって様々。フランスではマヨネーズは母から娘へと受け継がれるおふくろの味なのです。
★再現!明治期に紹介された“マイナイスソース”

★再現!明治期に紹介された“マイナイスソース”
マヨネーズはやがてヨーロッパからアメリカへと伝わり、文明開化と共に日本にも伝えられます。その頃に書かれた食の啓蒙書「食道楽」には、“マイナイスソース”として紹介されているマヨネーズ。そのレシピを見てみると…。どうやら現在のマヨネーズとは材料も作り方も違うようです。果たしてどんなマヨネーズが出来上がるのでしょうか?そして当時の人々はこのソースを使ってどんな料理を作ったのでしょうか?
★そしてマヨネーズへと ~マヨネーズが伝わる以前の和食~

★そしてマヨネーズへと ~マヨネーズが伝わる以前の和食~
何と日本の和食にはマヨネーズが伝わる以前から、そっくりの調味料が使われていました!玉子と酢で作り、桜の花や木の芽などの季節の香りを混ぜて楽しむ黄身酢。玉子に油を加えて練った玉子の素は海老しんじょう等に加えて使われます。まるでマヨネーズの兄弟のようですね。これぞ和製マヨネーズ!?知られざるマヨネーズと和食の関係に迫ります!
進化し続けるマヨネーズ ~アメリカでの運命的な出会い~

進化し続けるマヨネーズ ~アメリカでの運命的な出会い~
元々マヨネーズをすんなりと受け入れる下地があった日本料理。果たせるかな、和食とマヨネーズはついに運命的な出会いを遂げます。それは意外にもアメリカでの事でした。日本が誇る伝統食・寿司がアメリカでアレンジされ、ロールスシとして生まれ変わったのです。ご存知カリフォルニアロールを始め、世界中で親しまれているこれら新しいスタイルのスシは、マヨネーズを使う事で次々とバリエーションを増やしていきました。そして現在では、マヨネーズを使った日本人による日本人の為の新しいスシが日の目を浴びようとしています。“僕がそうだったように、みんな固定観念に囚われ過ぎていたんです。でもこんな可能性のある食材はないですよ”-和食出身のスシ職人:談-
取材先
制作担当
【ディレクター】河野 あや子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道、那須 恭子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】高階 秀之(テレビ朝日)





